月次積立投資で資産形成し、投資家の立場から社会貢献を目指しています

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

らでぃっしゅぼーやに見るMBO企業に対する投資(2)

 らでぃっしゅぼーや(3146)の財務諸表面からの特徴ですが、前回の記事では、巨額ののれん計上を取り上げました。
 さて、今回は19億25百万円にもなっている長期借入金について考えることにします。(2009年8月末現在)

長期借入金の返済に追われる

 この長期借入金ですが、有価証券報告書の追記事項および借入金残高によると、平成19年2月借入で、当初元本は30億円で、返済条件は期間7年、半期毎に2億1500万円となっているようです。
 すなわち、
年間4億3千万円返済を今後4年半継続
が必要なのです。
  年間営業キャッシュフローが9億円台(平成21年2月期)の同社にとって、借入金返済負担は相当高いといわざるを得ません。
 一方、株主への配分たる配当金は年7円、配当金総額は年4700万円と、借入金返済規模の10分の1に過ぎません。MBO後の同社にとって、今後4~5年は財務の安定性を確保することが事業展開と前提となるでしょう。

自社商品の株主優待を実施

 現時点において、らでぃっしゅぼーや社に株主への積極的な還元を期待するのは酷な状況ですが、同社は上場後早々に自社商品の株主優待を開始しました。

 今後、同社が事業成長のための資金を株式市場で調達することも十分に考えられますので、会社事業に対する共感度を深める点でも自社商品の株主優待は効果が高そうです。
 あまはらも、わずかですが株主優待権利を獲得しています。今月11月6日に、具体的な株主優待の内容が案内されるとのことですので、楽しみにしています。

従業員、経営者向けストックオプションの行使促進を!

 またらでぃっしゅぼーや社は、従業員、経営者向けに新株予約権を発行しています。権利行使価格は520円~850円で仮に全ての新株予約権が行使された場合、発行済株式が約7%増加し、合わせて3億8300万円払い込まれることになります。
 自己資本充実して借入金返済の原資とすると共に、従業員株主の増加によりファンド主体の資本構成からの安定化を進めるためにも、新株予約権の行使を促進する事業運営が求められているようです。同社株主にとって、発行済株主数増加による希薄化よりも、資本安定の方がより望ましいはずです。
 権利行使の増加には、結局のところ株価上昇が求められますので、限りある資本をいかに効率的に活用するか、経営の手腕が問われているといえるでしょう。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ご協力宜しくお願いします。

らでぃっしゅぼーやに見るMBO企業に対する投資

 らでぃっしゅぼーや(3146)社は有機野菜宅配事業を営んでおり、リーマンブラザーズショック醒め止まぬ昨年2008年12月にジャスダック上場を果たしています。
 やもすれば、上場中止の決断も検討される状況でしたが、当社にはどうしても上場したい事情があったようです。

 会社の事業内容、今後の事業展開などは、IR・株式情報サイトブリッジサロンにおいて、ブリッジレポートに、詳しくまとられています。
 日本の農業の現状を憂い、環境保全型で持続可能(サスティナブル)な社会の実現するというらでぃっしゅぼーや社の経営理念には、大変共感が持てるものです。

 しかし、まだら模様の投資生活サイトがらでぃっしゅぼーや社に着目したのは、その事業内容の美しさのみではありません。
 企業へ株式投資を行うに当って、一つの重要な視点が隠されているからです。

 実は、らでぃっしゅぼーや社は市民団体として産声を上げた後に、様々な資本構成の変遷過程を経た後、平成18年3月に青汁で有名なキューサイ社からMBOにより独立して現在に至っています。

 ここ数年、マネージメントバイアウト(経営者による買収)により、株式非公開化に踏み切った企業は多数存在しますが、その後に再上場を果たした企業の数は多くはありません。そもそも、MBOが経営権の独占を目的とすることが多い以上、再上場が少ないのも尤もといえるでしょう。
 しかし、らでぃっしゅぼーや社の上場は、経営権を握った経営陣下における、主に資金調達を目的とした、株式市場が本来期待される役割に忠実な上場といえるのです。

 らでっしゅぼーや社の財務諸表には、MBOによる資本構成変更の残滓が色濃く反映し、また、当面の間、経営における制約も通常の企業より大きいことが伺われます。
 そこで、らでぃっしゅぼーや社の事業、利益にどのように影響を与えているのか考察し、MBO企業に対する株式投資について検討することにします。
[らでぃっしゅぼーやに見るMBO企業に対する投資]の続きを読む

国策支援か淘汰か、JALへの裁きの行方は?

 これまで、日本のナショナルフラッグを背負ってきた日本航空(9205)。

 その、際立つほどの高コストな経営体質と経営者、従業員も含めた鈍重な変革姿勢は、昨年来の急激な輸送需要減少に直面下では耐えられなくなっているようだ。

 先月9月からは、金融機関に対して、既存の借入債権放棄プラス新規資金供給(借入金もしくは優先株発行)の要請がニュースになり、前原国土交通大臣が緊急記者会見にて信用不安を打ち消す発言を行うなど、資金需要の逼迫感がひしひしと伝わってくる。

 日本航空の株価にも経営懸念を如実に反映し、9月15日以降の約1ヶ月間で株価は170円台から100円台まで急落し、経営破たん(民事再生法もしくは産業再生法)の可能性を相当織り込みに入っているようだ。
日本航空(9205)3ヶ月チャート
 現時点のJAL再生タスクフォースの取組みでは、債権者(金融機関)、従業員(元従業員)への影響を斟酌した上での経営破たん回避が日本政府の意志のようですが、株主にはどのような影響が考えられるのでしょうか?
[国策支援か淘汰か、JALへの裁きの行方は?]の続きを読む

プロトコーポレーションの業績予想のクセ

 7月最終週に入って、3月期決算企業の第1四半期業績発表が相次いでいます。当初のあまりに慎重な業績予想が功を奏してか、発表内容の割には悲観的な雰囲気は漂っていないようです。
 
 さて、広告業というべきか、情報関連サービス業といったら良いのかわかりにくいのですが、当サイトウオッチ銘柄の1つである、プロトコーポレーション(4298)も7月28日に第1四半期決算を発表しています。
 その内容を端的には、至って計画通りの進捗と呼べるでしょう。詳細は、プロトコーポレーションのIRサイトに掲載されている「2010年3月期第1四半期決算概要」にわかり易い情報が決算短信と同一に開示されていますので、コチラをどうぞ。
 会社計画の年間1株利益300円計画の達成確度は着実に上昇していると見ています。

 さらに、プロトコーポレーションの事前の業績予想の収益(売上高)と利益(営業利益)の発表結果を照らし合わせると、一つの特徴が見えてきます。

プロトコーポレーションの業績予想と実績対比
決算期売上高営業利益
予想
(百万円)
実績
(百万円)
予想
(百万円)
実績
(百万円)
平成22年3月期1Q6,1436,0191,2941,479
平成21年3月期24,40023,6575,0055,384
平成20年3月期24,00022,8933,8803,771
平成19年3月期21,18621,2382,3342,988
平成18年3月期20,31219,9521,8252,010
平成17年3月期20,84019,7781,7921,725
[プロトコーポレーションの業績予想のクセ]の続きを読む

スーパーマーケット売上高、急激な落ち込みに

 これまで需要の安定性では他業種から群を抜いていた食品小売業ですが、消費者の収入減少に因る影響が徐々に広がっているようだ。
 日本チェーンストア協会が公表するチェーンストア販売統計(月報)では、人の生活に必要な衣食住に合わせて、食料品、衣料品、住関品毎の売上高が分類されている。
 中でも、売上高の落ち込みが大きいのは、生活必需性に乏しい「衣料品」、「家電製品」である一方、「食料品」は下落率が比較的小さい。とはいっても、既存店売上高の前年割れが続く状態は、消費者の消費余力が徐々に低下していることを示している。

 当サイトのウオッチ銘柄であるマックスバリュ西日本(8287)の月次売上高(既存店売上高、全店売上高)も、以下の通り下落傾向を示している。
マックスバリュ西日本平成22年2月期月次売上高速報
09年3月09年4月09年5月09年6月
既存店売上高(前年同月比)96.2%98.7%99.2%97.6%
全店売上高(前年同月比)104.5%107.1%107.2%104.1%
※詳細は、マックスバリュ西日本ホームページをご参照
[スーパーマーケット売上高、急激な落ち込みに]の続きを読む
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。