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定期積立投資によるファンドへの影響度は?(直販投信会社ファンド)

 独立系投信会社(さわかみ投信、ありがとう投信、セゾン投信)の各社は顧客からの継続的な資金流入を狙いとして、定期定額買付サービスを導入している。各社の定期積立サービスはサービス名称はそれぞれ異なるが、サービス内容はほぼ同様のものとなっている。

  1. 毎月一定の日に顧客の金融機関口座から積立代金を自動引落

  2. 銀行、ノンバンク業者の集金代行サービスを利用(手数料の顧客負担なし)
  3. 一定期間後に集金代行業者から引落金額が投信会社に着金する(スケジュールは契約により相違)
  4. (参考)集金代行業者への支払手数料(投信会社負担)は入金時に通常相殺されている。
  5. 入金額を各顧客に振分けて顧客口座へ入金処理し、同時に投資信託を買付ける
 まず各社の定期積立サービス毎に顧客口座の引落日、投信会社への入金日、約定日(=基準価額適用日)および受渡日(ファンド資産組入れ日)は利用する集金代行業者が異なるため様々であり、下表の通りまとめられる。
独立系投信会社ファンド定期積立サービスにおける各種期日一覧
 さわかみ投信ありがとう投信セゾン投信
口座引落日月初第1営業日毎月6日
(休日時翌営業日)
毎月4日
(休日時翌営業日)
投信会社への入金日
(=ファンド申込日)
月初第6営業日引落日6営業日後毎月19日
(休日時翌営業日)
ファンド約定日
(=基準価額適用日)
月初第7営業日
(=申込日の翌営業日)
引落日8営業日後
(=申込日の翌々営業日)
申込日翌々営業日
受渡日
(=ファンド組入日)
月初第8営業日
(=約定日の翌営業日)
引落日の9営業日後
(=約定日の翌営業日)
約定日の翌営業日

さて、独立系投信会社の定期積立サービスによるファンド買付の規模はどの程度であるのであろうか? 実は以前のエントリーでも紹介したようにファンド組入日の純資産増加額が他の日に比べて突出しているのです。そこで、定期積立によるファンド買付規模をグラフ化してみました。(なお、さわかみファンドとありがとうファンド、セゾン資産形成の達人ファンドはファンド資産規模が段違いであるため、別表としています。)
さわかみファンド定期買付月次推移

ありがとう、資産形成定期買付月次推移
 なお、定期買付額については各投信会社から計数が未開示であるため、以下の式による推定にて計算してみました。
※定期買付日についてもスポット買付は存在するため、1日あたりの平均買付金額をスポット買付分とみなして差引いています。(平均買付金額は1ヶ月単位に計算した。)

 定期買付額 = 約定日の基準価額 
       × (ファンド組入れ日の受益権口数増加 
          -1日あたりの平均受益権口数増加)


 その結果、定期積立サービスによるさわかみファンド、ありがとうファンドそしてセゾン資産形成の達人ファンドの買付規模はさわかみファンドで毎月20億円規模、ありがとうファンドで毎月8千万強、セゾン資産形成の達人ファンドで毎月4千万程度と推計され、毎月漸増傾向にあった。定期積立によりファンド買付を行う投資家はスポット買付を行う投資家よりも安定的、継続的な投資判断を好むと予測されるため、ありがとうファンドおよびセゾン資産形成の達人ファンドの定期買付額は図中矢印で示したように今後も増加傾向になると予測される。
 なお、図中で2007年8月実績を推測から除外しているが、定期積立購入日付近は株式相場が大荒れの時期であり、大量のスポット買付が発生したことにより、スポット買付額の見積りが上記算定式では適正に行えずに定期積立額計算結果が上方乖離していると判断している。


独立系投信会社定期買付月次残高への影響

 それでは、各ファンドの買付規模が純資産に与える影響はどうなるであろうか?各月の定期買付額を月末資産残高に占める割合の推移を見てみると、割合が小さい順にさわかみファンド、ありがとうファンド、資産形成の達人ファンドの順序となった。これはそのままファンド純資産額の逆順となっている。このことから、ファンド成熟度が増すにつれて既に投資済資産の影響が大きくなり、いわゆるストックに影響するファンドに変化していくことが読み取れる。しかし、最も成熟したさわかみファンドでも、月0.7%程度の継続的な資金流入がほぼ確実に見込めることが、ファンド運用手法に影響を与えているはずである。
 逆にセゾン資産形成の達人ファンドは新規資金による影響がかなり大きく、運用に与える影響も考慮しなければならない。但し、現金運用をポジションとして認識するファンドである点から、現金増加に対して考慮を払う必要性はそれほど大きくない。むしろ、評判に基づき定期積立が増加することは高評価にも繋がるのです。今後は資産残高の増加につれて、矢印のようにありがとうファンド、さわかみファンドと同様の水準まで近づくと予想されるのです。




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