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さわかみファンドから卒業する

「全部解約」を口にしたのは今回が始めてだったが、

 何の引き留めもなくそして何ともあっけなく、その電話を切った。
 
 その瞬間、8年8ヶ月もの間、共に航海したさわかみファンド船からの下船手続が完了した。

出会いの時

想い起こすと、さわかみファンドとの出会いは2001年の春にまで遡る。

書店に平積みされていた澤上氏の書籍に、目が触れたのが最初であった。

まるで、夢物語のような事がそこには書いてあった。

会社の昼休みに片道徒歩10分かけてさわかみファンドのスポット買付の振込みに行き、そして、電話をかけた。

2003年まで続いた下落相場では、幾度かのスポット買付を行い、途中から定期積立買付も始めた。

さわかみファンドがどんな銘柄に投資しているのか、含み損がどれほど積みあがっているのか、全く興味が湧かなかった。

ただ、さわかみファンドの口数が増えていくことに満足を覚えていた。

共感の時

上昇相場に転じると、さわかみファンドの基準価額は上昇を続け、いつしか含み損は含み益に転換した。

逆に平均購入単価の上昇が気に掛ったが、これまでの買付残高が効果を発揮し、平均購入価格はほとんど上昇しなかった。

小泉総理の思い切った行動で、含み益が段違いに増加してくると、もう二度と含み損状態に戻ることは無いと信じていた。

そして、さわかみファンドの投資対象の投資価値判断と投資手法に興味を持ちだした。

投資哲学に沿う投資先を予め選別し、経済の大きなうねりに乗って、下落相場で買い増し、上昇局面で一部売却を愚直に続ける戦術に酔っていた。

投資資産の過半をさわかみファンドで持ってもおけば安心と考え始めていた。さらに、投資資金を追加して応援したい気持ちでいっぱいだった。

疑念の時

上昇相場後半を通じ、さわかみファンドは一定の現金比率を保持し、運用方針は守られているようであった。

時は流れて2007年8月、大幅に下落した自動車関連銘柄を一気に買い向かった。

しかし、相場の流れは反転に向かわず、下落歩調を辿った。最も割高水準での資金大量投入が、その後の運用の大きな足枷と化していった。

さらには、より優良な銘柄に転換するためと称して、選別済のはずの投資銘柄まで損切り売却を始めた。三百数十銘柄を数えた「優良投資先」は、いつの間にか何故か半分未満に減っていった。

定期積立買付を中止し、状況を注視せざるを得なくなった。

さわかみファンドという護衛艦を失い、投資の本質について真剣に探す自分をそこに見つけた。必死だった。

今までの顧客をあしらうが如く、全ての投資行動を正当化する自己保身メッセージに飽き飽きしてきた。

別離の時

2009年の年明けに、地方にさわかみビレッジというコミュニティを設ける構想がニュースとなった。

さわかみファンド運営側から、「顧客の損益とは隔離された桃源郷に住んでいるため、永続的に自らの理念に向かって突き進む」とのメッセージと受け取れた。

そこに、黎明期に感じ取れた顧客との協同体的な雰囲気は感じ取れなかった。

 「投資の本質は何か」を考える機会という価値を提供した、さわかみ投信株式会社は、安定した経営が持続できそうだ。

今後も、さわかみファンドは、他の日本株ファンドに比べると、よい価値を提供できるだろうし、
また、新たな投資者の受入・投資家として成長するための基盤としての役割を担えるだろう。

あえて、自己資金で応援する必要性はもはや存在しないのだろうか・・・

始めたときには、夢にも思わなかった航海の終わりが、訪れていた。

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コメント
この記事へのコメント
コモンズ投信も始める予定
あつまろさん、こんにちは。

 多くの直販投信ファンドを購入しているあまはらですが、これまで縁が繋がっていなかったのがコモンズ投信さんです。
 ただ、来年からはコモンズ30ファンドも購入しますので、ヨロシクなのです。
2009/12/31(木) 16:05 | URL | あまはらです #lawMbO2I[ 編集]
あまはらさん、こんにちは。
訪問して頂いたことがあったんですね、光栄です。
リンクを貼っていただいたんですね、私も貼りました。
カテゴリなどを拝見するに、あまはらさんは直販投信に詳しいようですね、いろいろ勉強させて頂きます。
ちなみに私は最近コモンズ投信を買ってみました。
2009/12/30(水) 22:52 | URL | あつまろ #-[ 編集]
あつまろさん、コメントありがとうございます。
 貴ブログには時折訪問させて頂いています。
 03年からスタートとは素晴らしいタイミングですね。

 さて、ご指摘の通り、あまはらはさわかみファンドには投資者学校としての役割を強く期待しているのです。
 入学後に、投資者はさわかみファンドを教材としながら、独自のスタイルを磨き上げて、卒業に至るイメージです。
 あまはらは、さわかみファンドの委託受託関係の整理方法が納得出来ず、今回退出しましたが、運用を委託する投資の世界では、珍しい話ではないでしょう。その辺りの勉強も過程に含まれていたのかな?

今後とも宜しくお願い致します。
2009/12/30(水) 08:51 | URL | あまはらです #lawMbO2I[ 編集]
航海お疲れさまでした
はじめまして。
01年からとは長い航海ですね。
私は03から積み立てを始めて、今年積み立てを停止しました。
下船されたのは、さわかみファンドが変わったというのもあるのでしょうが、自分なりに消化して卒業したという見方もできるかもしれませんね。
最初は無心でついていっていたのが、自立して自分なりの道を歩むイメージです。
2009/12/30(水) 00:46 | URL | あつまろ #-[ 編集]
矢向さん、はじめまして。
そして、コメントありがとうございます。

 さわかみファンドへの直接投資残高は今回ゼロになりましたが、間接的にさわかみファンドへ、そしてさわかみファンドを通じて、日本の主力企業への投資は続けます。
 さわかみファンドは投資信託の利点を大きく活用し、個人の資金量ではリスクの高い、そして質の高い投資を実現している点は、他の日本株ファンドとは同じレベルにないでしょう。
 ただ、ファンドへの信頼性という支点に一旦亀裂が入ると、良好な運用成績程度では、修復までに至らないことも、教えて頂いたようです。

今後とも宜しくお願いします。
2009/12/29(火) 08:38 | URL | あまはらです #lawMbO2I[ 編集]
おつかれさまでした。澤上さんの意識と行動はまったく別物ですから、意識を引き継いでいけばよいのかなと思います。
2009/12/29(火) 00:16 | URL | 矢向 #Ji7woxQg[ 編集]
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