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ひふみ投信の投資を分析する(その2)

 前回の記事(ひふみ投信の投資を分析する)では、ひふみ投信が特定銘柄に特化した投資をしていることをお伝えしたが、売買スタイルはどうであろうか?

 まず、ひふみ投信の運用レポート(ひふみのあゆみ)にて開示されている投資比率上位10社の状況から、ファンド売買頻度を示す指標である売買高比率(=期中の株式売買金額/期中の平均株式時価総額)を推算してみた。

ひふみ投信の売買高比率(2009年7月末時点)
ファンド名売買高比率
ひふみ投信4.04
さわかみファンド0.44

 バイアンドホールド型の運用を謳うさわかみファンドの売買高比率0.44(約2.3年で1売買)と比較すると、ひふみ投信の売買高比率は約10倍となり、桁違いの高さである。
 ひふみ投信は、特定銘柄に投資対象を限定し、運用開始後から継続して保有していますが、バイアンドホールド型の運用ではなく、機を捉えて頻繁に売買を繰返すアクティブファンドらしいファンドといえます。
 それでは、具体的に投資比率上位10社に頻繁に登場する銘柄を取り上げることにします。

投資比率の変動は激しい。けれども決して保有ゼロにはしない

ひふみ投信(ニトリ9843)20090817

ひふみ投信(アスクル2678)20090817
 ニトリ(9843)とアスクル(2678)は運用開始直後から、ひふみ投信として継続保有する銘柄ですが、投資比率の変動幅は随分と大きいものとなっています。選別した投資銘柄の土俵で、売買を繰り返しながら利幅をゲインするのが、ひふみ投信の売買スタイルのようです。
 
 もう一点、ひふみ投信の売買における大きな特徴は、保有する方針を持つ銘柄については売却時にも全部売却せず、ごく一部でも持ち続けている点にあります。以下は、運用開始当初、投資比率1位の常連であったゴールドクレスト(8874)の月次投資比率推移ですが、この3ヶ月間ほとんど0%近辺を推移していますが、決して保有ゼロにはなっていません。
ひふみ投信(ゴールドクレスト8871)20090817
 一方、完全に売り切り、縁を切った銘柄も存在しています。保有する価値がないと判断された銘柄については、袂を分かつのがひふみ投信スタイルのようです。
 具体的な銘柄に関しては、現時点ではファンド顧客のみに開示される資料でしか把握できませんので、差し控えることにします。

株式売買手数料の負担率は低くはない

このように細かいポジション調整が特徴的なのがひふみ投信ですので、ファンド顧客が間接的に負担する株式売買手数料は決して低くはありません。ファンドの売買金額に占める売買手数料率は以前に推算した結果によると(投資信託の売買委託手数料の影響を調べる)、年0.06%~0.07%程度でした。従って、現状のひふみ投信の売買頻度(売買回転率約4)からはひふみ投信の受益者は年0.25%程度の売買手数料を負担することになります。
 手数料負担率は、信託報酬率(年1.029%)の約1/4の規模で決して低くはありませんが、売買手数料負担の結果として、現段階の投資成績を享受しているとも考えることができますので、アクティブファンドのコスト負担の是非に関しては、投資家個人の投資姿勢にも依存するため、一様な判断は困難でしょう。

 「守りながらふやす」ひふみ投信は、しっかりとした投資スタンスを示せていると見ています。今後もひふみ投信の運用には注目できるでしょう。

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ひふみ投信

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