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長期投資ファンドにおける現金比率の影響

 長期投資型ファンドの大きな特徴の一つに、ベンチマークを設定していないことが挙げられる。
 ベンチマークがないということを言い換えると、標準ポートフォリオ(=ベンチマーク)からの投資ウエイトの上げ下げではなく、専ら運用者の投資ポリシー、感性および投資判断に基づいた独自のポートフォリオが構築されることになります。
 この点、ベンチマークが明確に設定されたインデックスファンドや、設定ベンチマークからの超過収益獲得を目論むアクティブファンド、などとの最大の相違点といえるでしょう。理解のしやすさでは、運用目標が把握できるインデックスファンドに絶対的な優位性があります。
 さて、直販形式の投信ファンドの多くが採用しているファンドオブファンズ型投資信託の場合は、ファンドマネージャーは極言すれば、株式ファンドに投資するか、現金で保有するかの判断を常時迫られています。どのような資産に投資するかは、投資成績に著しく多大な影響を及ぼすため、判断は非常に重要であり、最も注目すべきことといえるでしょう。
 そこで、今回はファンドオブファンズ型直販投信ファンドの現金比率と騰落率推移に、順位をつけてみました。
直販投信ファンドの現金比率推移(下落相場編)
現金
比率
ファンド名10月11月12月1月2月
かいたくファンド56.0%61.2%54.6%53.7%51.9%
らくちんファンド約25%約25%27.2%27.2%48.0%
浪花おふくろファンド25.6%22.9%24.5%18.5%19.4%
ありがとうファンド13.7%15.4%15.1%15.1%14.8%
ユニオンファンド13%12%10%

 2008年10月以降の大幅下落相場を通じて、らくちんファンドの2009年2月を除いて現金比率の大幅な変更は、ほとんどない。ありがとうファンドの岡ファンドマネージャーは今月のレポートで「個別の組入れファンドの中において、銘柄の入替え等で現金比率が上がった」とあえて書いておりますが、毎月の変動は瑣末なもので、大きな投資方針として、13~15%の現金比率維持が念頭にあるはずです。
 上記5ファンドの中では一貫して、現金比率が断トツに高いのがかいたくファンドであり、逆に最も比率が低いのは、ユニオンファンドとなっています。らくちんファンドは2009年2月に20%以上減少していますが、大幅な投資方針変更(日本株への投資比率減少)が公表されています。外国株式への投資は続けているとありますが、前月と同一水準に留まるに過ぎず、現金比率を高める戦略に転じたようです。

 さて、上記5ファンドの過去5ヶ月間の騰落率も比較しておきます。

直販投信ファンドの騰落率(下落相場編)
ファンド名10月11月12月1月2月
かいたくファンド▲14.8%▲3.0%▲0.55%▲1.90%▲0.7%
らくちんファンド▲17.9%▲4.9%+0.2%▲0.7%▲2.7%
浪花おふくろファンド▲19.15%▲5.43%▲0.45%▲1.19%▲3.44%
ありがとうファンド▲18.3%▲9.3%+0.01%▲0.3%▲2.2%
ユニオンファンド▲5.0%▲3.1%▲0.98%

 各ファンドの組入ファンドの影響も見られますが、騰落率により大きな影響を与えているのは、現金比率といえます。特に相場が大荒れになった時に顕著な傾向としてあらわれるようです。上表は、一貫した下落相場における結果ですので、逆に上昇相場に転換した場合には、騰落率は凡そ逆転することになるでしょう。
 今、現金比率が高いかいたくファンドやらくちんファンドが転換点をうまく捉える運用ができるのであれば、より良い成果をあげることができるでしょう。
 ファンドオブファンズ型投資信託への投資は、各ファンドの運用者が発する言霊に十分に耳を傾ける必要がありそうですね。

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