月次積立投資で資産形成し、投資家の立場から社会貢献を目指しています

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セゾン資産形成の達人ファンドから訣別する

 セゾン投信が運用する2ファンドの第2期運用報告書が公開されています。(セゾンバンガードグローバルバランスファンド運用報告書セゾン資産形成の達人ファンド) 
 本来、運用報告書は一般に公開されるべき性質のものではありません。運用報告書はファンド運用受託者からファンド運用委託者へ運用状況ならびに成果を報告(承認)という、運用委託契約に基づく行為です。ファンド委託者(ファンド保有者)は報告内容で、今後も運用委託の継続を判断するということになります。
 その上で、運用報告書に記載されている文言は、月次報告書よりも重みは重大と考えています。

 さて、前置きが長くなりましたが、あまはらは運用報告書内容を持って、設定時(2007年3月)から毎月買付を行っていた毎月買付の停止ならびに持分の処分を決断いたしました。運用報告書からは、運用成果に関する言い訳と運用方針に関する自己満足感しか、感じ取れなかったからです。

日本株式を多く保有していたから成績が良好?

 セゾン資産形成の達人ファンドは設定当初は、ファンド設定の制約からか日本株式クラスのみを運用対象としていました。(さわかみファンド、バンガードジャパンストックインデックスファンド)
 その後、国際分散投資を行うという哲学のもとに、バンガード米国オポチュニティファンドを始めとして、コムジェストヨーロッパファンド、コムジェストエマージングファンド、TMA長期投資ファンドなどを組入れ対象ファンドに追加して買入れを進める一方、当初から組入れていたさわかみファンド、バンガードジャパンストックインデックスファンドへの追加投資は行なっていません。
 これは、国際分散投資を実践するというファンド運用哲学に整合した行為と捉えていましたが、運用報告書上では、「日本株式をかなり多く保有していた当ファンドの基準価額は、国際分散投資を行うファンドとしては相対的に良好なものとなりました。」と記載されています??
 日本株式を多く保有していたのはファンド誕生経緯から引継がれた性格であり、ファンド運用成果では決してありません。現に、当初の性格を修正のために日本株式クラスの比率を一貫して引き下げる運用に執心していたのです。
 偶然にも円高局面となり、かつ日本株式クラス引下げ途中段階でファンド決算を迎えたため、結果的に基準価額低下が抑制されただけに過ぎないことを、ファンド運用成果に挙げられてはたまりません。

国際分散投資という理念達成を最優先した

  既に何回も書いていますが、ファンドオブファンズはファンド内で投資比率をコントロールを適正に行うことに対しても責任を持っています。セゾン資産形成の達人ファンドの運用報告にも、投資比率に関する記載(「12月から2月にかけては、金融不安により世界経済の先行きへの不透明感が高まったことを受けて、投資金額を抑え現金比率を上昇させました。」など)があります。しかし、3月以降、秋頃までは「新規に組入れを行った3ファンドと「米国オポチュニティファンド」への投資を実施し、米国への投資比率はほぼ一定としながら、欧州地域、新興国地域への投資比率を高めました。」とあります。この記述から、世界分散投資が実践できる組入れファンドがようやく揃ったため、ファンド組入れを急いだととれます。
 ファンド投資比率をコントロールすることが投資成果に多大な影響を与える必要性を意識しているにも関わらず、国際分散投資という哲学と天秤にかけて哲学を優先したという投資判断が基準価額(前期比△47.2%)という成果にあらわれています。
 ファンドオブファンズには、投資比率コントロールもお願いしていたのではないでしょうか?国際分散投資が達成できたとしても、1年で投資金額が半分になる運用では、ファンド保有者は浮かばれません。日本株式クラスを売却して、現金比率を確保する選択肢も残っていたはずです。

 今後もファンド運用側が納得する運用が優先され、ファンド保有者の資産が蔑ろにされる可能性は十分にあります。ファンド運用も人間が行うものです。1度行ったことは2度、3度と続けて行うものなのです。

 あまはらは、そのような船からは降りることを決断いたしました。付き合いきれません。
2011/2~瀬下ファンドマネージャーのお話を賜り、再開いたしました。




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コメント
この記事へのコメント
Re: タイトルなし
トラとタビさん、コメントありがとうございます。

本業の忙しさと家のパソコンが動かなくなることが重なっていしまい、
ネットカフェからアクセスしています。

 あまはら自身もアセットアロケーションのコントロールは
十分には行いきれないと考えていましたので、プロに任せる気持ちに傾いていました。
 今回の下落相場での各ファンドの行動は、長期的な株式投資の優位性を妄信しすぎたと考えています。単なる株式投資ファンドと認識すべきであり、大きく反省しております。
 
 日本の不動産バブル崩壊と同様に、過剰資産の調整には時間を要するとの観点から、事業運営に多額の資本を必要とする業界では、下位企業の淘汰が進行するとの個人的視点から当面は静かな投資を心がけたいのですが、FoFを主体に考えられなくなった状況は残念に思います。
2009/02/08(日) 13:35 | URL | あまはらです #lawMbO2I[ 編集]
現金比率のコントロール
なかなか難しいでしょうねぇ・・・
(自分が)昨年の夏 秋以降に起こるであろうことを予想して現金化し
その後の安値で買い戻せたり
あるいは 今現在まだ現金として温存している状況なら
不満を言いたくもなりますが・・・
自分も そんなことはできなかったわけでして・・・
まぁ その分 FoFの信託報酬を払っている というのも それはそうですが・・・

・・・で 便乗するわけではありませんが(自己責任です)
私も下車を決めました。
理由は 各人で異なるのでしょうけど
2009/02/01(日) 13:47 | URL | トラとタビ #-[ 編集]
NKさん、コメントありがとうございます。

 誠に残念ですが、現金比率コントロールの源泉を顧客からの新規入金に頼りきっている直販投信ファンドがほとんどですね。
 一旦、投資比率が上昇しファンド資産残高が大きくなってしまうと、運用に行き詰まりを見せてくれます。投資対象として、優良資産を対象とするのは誠に結構なのですが、バイアンドホールドを期待しているのではないと感ずるのです。
2009/01/30(金) 22:27 | URL | あまはらです #lawMbO2I[ 編集]
こんにちは、いつも興味深く読ませていただいています。
私も、このファンドの運用にはだいぶ前から同様の疑問を持っていたので、昨年秋に解約しました。
まとまった資金が必要になったことが理由でしたが、他の複数のファンドと比較して、運用方針が(債券のファンドを採用する。との記事があったと記憶していますが)気に入らなかったです。
あまはらさんの言うとおり、日本株ファンドを解約して、その現金で海外ファンドを買って欲しかったです。結果 現在のキャシュポジションが40%なんて運用だったら、さすがプロと安心して乗車できていたのですが、、、、、、
2009/01/30(金) 08:47 | URL | NK #-[ 編集]
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