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セゾンバンガードGBFの目標投資比率からの乖離はいつ解消?

 セゾン投信が運用する世界株式、債券に分散投資インデックスファンド「セゾンバンガードグローバルバランスファンド」の投資比率は、株式、債券ともに大幅に下落した2008年10月に投資目標である株式:債券=50:50の比率から乖離が生じていたが、2008年末になっても、乖離が解消されていないままだ。
セゾンバンガード株式債券投資比率推移200812
 ご覧の通り、株式投資比率は45.1%と2008年で最も低い水準まで低下しています。
 2008年10月、11月に関しては、セゾン投信運用サイドは債券ファンドへの投資をゼロとし、投資全額を株式ファンド購入に振当てることで、懸命に目標比率の維持に努めているように伺えました。
 しかし、2008年12月に関しては、現金比率が3.9%と急増しています。現金残高に換算すると約4億5千万円も持ち高を増加させているのです。
セゾンバンガード株式債券投資額200812

 傍目には、株式ファンド購入余力があるように伺えますが、あえて投資比率の調整に使わない運用が行われているようですので、今回はその理由を探ることにします。

今後の市場動向を予測した上での投資判断が介在したのか?

 セゾンバンガードグローバルバランスファンドの資産配分比率はセゾン投信WEB上のセゾンバンガードグローバルバランスファンド概要セゾンバンガードグローバルバランスファンド目論見書上に目標比率が明記されていますので、特段のファンド運用上の制約がないにも関わらず、目標比率からの乖離を看過していた場合、ファンド保有者との間で信義上の問題となるでしょう。従って、ポジションに対する投資判断が介在したとの推測は当てはまりにくいでしょう。
 とすれば、ファンド運用上の制約により、手持ち資金を厚めに確保する必要があったとの推測が蓋然性を帯びてきます。

ファンド解約金が増加傾向にあるのか?

 手持ち資金の確保という観点で、真っ先に思いつくののは、解約資金の手当目的ではないでしょうか?
 セゾンバンガードグローバルバランスファンドが投資対象とするファンドには、ファンド売買時に財産維持手数料が徴収されるファンドが存在しています。従って、ファンドからの資金流出時に、ファンド売却により資金手当てを行うことを極力避ける運用が行われていると推測しています。
 現下で発生している目標投資比率の乖離も、売却を伴ったリバランスを行うと容易に解消可能なのですが、2008年10月、11月と債券ファンド売却によるリバランスが行われていないこともファンド売却を極力避ける運用が採られていることの証左でしょう。
 そこで、セゾンバンガードグローバルバランスファンドの2008年12月における日次口数変動を試算してみましたが、ファンド解約金額は最も多い日でも3千万円規模であり、ファンド解約の増加により手元資金を厚くした訳という説明には無理があります。
セゾンバンガード日別ファンド資金出入額
 一般に手元資金を厚くするということは、資金支払が近いことを示唆しています。セゾンバンガードグローバルバランスファンドの場合も、支払が近い未払金を抱えていると考えるのが妥当でしょう。 実は、2007年12月末の現金比率も3.9%と2008年並に高い水準となっていますので、時期的な要因といえそうです。推測するに、セゾンバンガードグローバルバランスファンドの決算日(毎年12月10日)と関連がありそうです。

セゾン投信への信託報酬の支払資金も一因

 ファンド保有者は保有期間に渡って、毎日信託報酬を負担する必要がありますが、実際に毎日、セゾン投信へ現金の支払が行われるのではなく、ファンド計理上は未払信託報酬を負債計上するのみで、所定の日にまとめてセゾン投信へ支払精算を行います。

信託報酬は、毎計算期間の6ヵ月終了日、および毎計算期末または信託終了のときに信託財産から支払われます。

 ファンド目論見書には計算期末の支払とありますが、有価証券報告書、半期報告書等に「未払信託報酬」が計上されていることから実際の支払日は目論見書記載通りではないようです。
 しかし、未払信託報酬の規模は最大でも0.2%程度に留まります。その他にバンガードファンドとの受払い条件も影響してそうですが、契約内容は公表されていませんので、わかりません。状況からは、過去1年の現金比率の推移から12月は現金を多く保有する必要があるのでしょう。
 ファンド運営上の理由により、目標投資比率からの乖離が長期化しているといえそうです。




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コメント
この記事へのコメント
注文中かも・・・
吊られた男さん、久しぶりでございます。

コメントを拝見して、定期買付スケジュールが気になったのですが、2008年12月は申込19日、組入基準価額決定24日、ファンド組入25日となっていますので、バンガードファンドの買付は最短で29日申し込みとなります。
ちなみに2007年も19日、24日、25日となっていますので、期末(30日)時点では注文中(買付基準価額が未確定)状態かもしれませんね。
2009/01/16(金) 22:19 | URL | あまはらです #lawMbO2I[ 編集]
特に調べたわけではない推測です
12月末での現金比率が高くなった理由は年末要因ではないでしょうか?

25日はクリスマス、26日はボクシングデーで各国の市場がクローズです。27、28日は週末。そして29日以降となるともう年末です。そうなると投資先のファンドを買い付けしたくても買い付けできなかった可能性はあります。

また、(特に29日以降で)仮に買い付けが可能だったかもしれませんが、その時期となると市場が閑散とするので一般的にはスプレッドが大きくなります。そんな時にまとめて大量購入するのは投資家の資金を無駄にする行為で愚かという考えも成り立ちます。年明けまで待っても損得は分かりませんが、スプレッドで発生するコストは確実に投資家の収益を押し下げますから・・・
2009/01/15(木) 23:03 | URL | 吊られた男 #zdvXpt9s[ 編集]
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