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セゾンバンガードグローバルバランスファンドの投資比率に異変発生

 セゾン投信が運用する世界分散バランスファンドのセゾンバンガードグローバルバランスファンドは低コスト、かつ株式と債券へ50対50の比率で投資継続することで、世界経済の成長を余すところなく拾うことを目的としたファンドであり、2007年3月の設定以来の投資比率の安定さには定評があったところです。
 しかし、2008年10月の株式市場の大幅な信用収縮の波をセゾンバンガードグローバルバランスファンドの運用にも確実に影響を与えています。
 株式、債券の値下がりによる基準価額下落の他に、投資比率までも影響が波及していたのです。

株式:債券投資比率が崩れる!!

セゾンバンガード株式債券投資比率推移200810.GIF 2008年10月の株式と債券の投資比率は53.9:46.1(現金残高比率補正後)と初めて、運用目標としていた株式:債券=50:50から大幅に乖離した状態に陥っています。
 この図には2008年1月以降しか記載していませんが、2007年3月の運用開始以後、常に株式:債券=50:50近辺を頑固に保持していたファンド運用実績から著しい逸脱状態になっているのです。
 それでは、このような逸脱状態に陥った理由を探ることにします。

2008年10月は債券投資ゼロ

セゾンバンガード株式債券投資額200810.GIF セゾンバンガードグローバルバランスファンドではこれまで株式債券投資比率を維持するために毎月リバランスを実施してきました。すなわち、値下がりが大きなファンド銘柄を中心に追加購入する戦略です。
 2008年10月についてもセゾンバンガードグローバルバランスファンドの運用は、債券ファンドに比べて大幅に値下がりした株式ファンドのみを購入し、債券ファンドの買付はゼロとしてリバランスに努めたようです。しかし、株式ファンド値下がりによる影響がより凄まじく、目標ポートフォリオから乖離に至ったと推定されます。
 しかし、目標ポートフォリオへの調整には新規買付額による調整以外にも、既存投資ファンドの売却でも可能です。セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドが組入れる債券ファンドは、売却時にファンド財産維持手数料はかからないため、株式債券投資比率を維持という大義を達成するための障害は存在しません。
 それでは、投資比率の維持を行う選択肢をセゾン投信の運用は採用しなかったのでしょうか?

長期的な財産形成を重視か?

 確かに既存保有債券ファンドの売却時にはファンド財産維持手数料はかかりませんが、再び市場が沈静化し、ファンド残高が増加した場合には再度債券ファンドを購入する機会もあるからと考えます。
 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドが組入れ対象とする債券ファンドのうち、2ファンド(セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド)は購入時にファンド財産維持手数料(0.1%)を支払わなければなりません。
 セゾン投信運用サイドが今現時の価格付けが極めて異例なものであり、長期的視点に立った場合は価格バランスが修正されると考えているのでしょう。合わせて、毎月の新規入金のみでリバランスが達成できるとの判断もあるのでしょう。そのため、余分なコストを負担することになるファンド売却、ファンド再購入の発生を回避したと推定されます。

 セゾンバンガードグローバルバランスファンドはこれまで低コストで規格化した運用を行うことが着目されていたファンドですが、運用上の理由により投資方針の実現がある程度制約されている事実も明らかになりました。

 今後、株式市場の下落が中長期的に継続した場合は、今回のセゾンバンガードグローバルバランスファンドの判断は投資方針からの逸脱を促進したことになります。インデックスファンドを組入れたバランスファンドといえども、運用側の判断が背後に潜んでいることに留意しなければなりません。
 この点でも、投資対象(ファンド、株式)の運営者が信用できるか否かは投資判断には極めて重要なことなのです。少々の手数料の高低に惑わされてはいけないのです。

 ディスクロジャーの観点からは、月次運用レポート上に投資比率の乖離を運用トピックの一つとして、何らかの言葉での言及もあってもいいのでしょうか?今後は、是非期待したいと思います。




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コメント
この記事へのコメント
投資に対する根拠は重要ですね
SHINOさんへ、
同じく評価損を抱えています。
今は景気の谷底に向かってまっしぐら状態ですので、本質的には投資には厳しい環境ではないでしょうか?
投資から離れない限り評価損は避け難いでしょう。
 あまはらは個別株式投資を積極化させていますが、消費財を買う時のような、保有意欲が湧く銘柄を選びたいと考えています。
 自らの判断根拠を整理しておくことは、後々振り返る場合、また方針転換する場合にもきっと役に立つでしょう。
2008/12/07(日) 19:39 | URL | あまはらです #-[ 編集]
資産運用について考える
お世話になっております。毎日ブログを拝見させていただいています。

私はさわかみ投信で高い時に集中投資して評価損を出し、暴落途中で日本を代表する大型「優良」個別株をいくつも購入してしまってさらに評価損を出した者です。

今更ですが、結論からいえば、資産運用するなら「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の定額積立1本だけで良かったと思っています。強いていうなら、「さわかみ投信」のようなものの定額積立を組み合わせてもいいと思います。

個別株投資はリスクが高く、しかも日々の株価を気にする時間的なロス・精神的なロスがある、と最近感じています。

また、個別株を売買しているうちに証券会社へ払う手数料もバカになりません。まさに「塵も積もれば山となる」です。個別株の株価が元に戻ったら、むしろ清算して口座を解約したいくらいです。が、いつになったら元に戻るのでしょうか。。

株主特典(優待など)も手放すのは惜しいですが、金銭的リスクや時間ロスや精神的ロスをとってまでの価値は無く、現金でその会社の商品を買えばいいことだと思います。

「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、リスクが分散されていて、信託報酬も年0.77%と比較的安く、さらに定額積立によるドルコスト平均法や、再投資による複利効果もあって、資産運用に適しているのではと思います。

さわかみ投信は、枝葉については異論がありますが、大きな幹については一応支持しています。1%の信託報酬も安くはないですが管理料だと思うようにしています。一部解約しようかと思いましたが見送りました。私の場合は一定の時期に集中投資したのが最大の誤りでした。

大きく儲けようという心が大きなリスクを生んでしまった、今回の暴落はいい勉強になりました。
2008/12/01(月) 01:15 | URL | SHINO #swvXiI1s[ 編集]
異常事態から短期に復旧するはず
レバレッジ君さん、7ヶ月ぶりにコメント頂き、ありがとうございます。
 さて、投資比率の異常事態に関してですが、あまはらは長期化しないと見ています。その理由は、6億円規模の定期積立入金の存在です。
 6億円という規模は純資産の4%を占めるほど巨大ですので、2008年10月のような荒れ相場が連続しなければ3%程度の投資比率乖離は早期に復旧されるはず?です。

 復旧されないのであれば、セゾン投信による別の意思が入っていますので、その意思の良否を投資家が判断を迫られることになるでしょう。
2008/11/16(日) 20:11 | URL | あまはらです #lawMbO2I[ 編集]
たぶん初めて?投稿します。レバレッジ投資実践日記を運営する者です。

「セゾン投信運用サイドが今現時の価格付けが極めて異例なものであり、長期的視点に立った場合は価格バランスが修正されると考えているのでしょう」の部分については、いつになったら修正されるかわからず、「異常事態」が長引いた場合のセゾンの対応が注目されますね。

2008/11/15(土) 19:22 | URL | レバレッジ君 #-[ 編集]
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