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エイジス(4659)

個別株式紹介の第二段は、エイジス(4659)を取り上げます。

1)事業構造
  小売業の棚卸サービスの提供が主業である。棚卸業務では独占的地位を占めるNo1企業。
  棚卸業務は、仕掛品・商品・貯蔵品等の一定時点の保有量を実測すして、帳簿在庫と照合することで、紛失、破損、滅失などの事実を明らかにする業務である。
  多種の商品を保有する小売業にとってはその実測に掛かる事務負担は大きいため、エイジスに業務委託する余地が生じる。
  棚卸業務自体は適正な利益計算を行う上では必須業務である。

  ポーターの競争戦略により、独自視点で分類すると
  1)業界内競争リスク:小(全国展開する小売店をサポートできる企業は限定的。)
  2)新規参入リスク :中(ICタグなどを利用する業者を想定)
  3)買い手の交渉力 :小(一旦業務受託すると毎年継続されることが多い)
  4)売り手の交渉力 :中(棚卸業務にかかわる人材が小売業に流出する懸念有)
  5)代替品発生リスク:大(ICタグなどの低価格化による普及)
2)財務構造
 有利子負債は2007年3月末で70百万円と実質無借金状態。
 運転資金構造は2007年3月期時点でセルフファイナンス日数は18日と直近2、3年で際立った変化は認められない。
 資金繰りについては全く問題ない。(運転資金必要概算額は約7億6千万 < 保有現金および預金)
 
3)事業収益率
 2007年3月末の自己資本純利益率は22.2%であり、非常に高い。
 現状の棚卸作業は労働集約的であり、事業遂行に固定資産を必要としないため、投入資本ベースの利益率でも18%以上確保できている。
 
4)企業価値
 2007年3月期の営業利益18億47百万円、現預金25億48百万円、有利子負債70百万円、運転資金必要額7億58百万円である。

 iSharesのざっくり企業価値評価の式を参考に試算すると、
  企業価値=事業価値(184億7千万)+財産価値(17億9千万)=202億6千万円
  1株当たりの企業価値=3785円>直近株価3000円

 ざっくり企業価値評価では、株主資本コスト=6%および営業利益成長率=0%を仮定した計算である。
(参考)株主資本コスト7%とした場合には1株あたりの企業価値=3272円となる。

 営業利益成長率に関する判断が割高割安の判断の肝となるが、月次売上は前年度比プラスを継続しているため、営業利益成長率=0%の前提での試算値の安全性は高いと自考しているが、皆さんはどう考えますか?
2)財務構造
 2006年9月期から無借金となっているため、安全性大。
 株主が求める資本コストも事業構造上の安全性が高いことから7%程度を想定。
 一方、当面の配当性向を30%、40億円の現預金を積上げた後は50%にすると発表しており、会社は株主のものと言明している経営者が存在しているため、安心感大。
 運転資金構造は2004年9月期以降の3期でセルフファイナンス日数35日から48日に13日悪化(運転資金額で約4億2千万増加)に至っているが、運転資本必要額合計を超過する現預金(長期性預金を含む)を保有しているため、資金繰りについては全く問題なし。
 
3)事業収益率
 資本純利益率は27.0%と効率的である。
 投入資本ベースの利益率にしても14.3%確保しており、投入資本に対する収益効率性が高く、株主資本コストを2倍以上超過している。
 
4)株価
 直近の株価3500円は2007年9月期純利益15億円を前提とした場合、資本コスト-2.7%の状態(5年成長を仮定)である。
株主資本コストと同様まで評価されると考えると、3900円程度になる可能性もあるでしょう。

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