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セゾン資産形成の達人ファンド2008年7月の運用状況

 セゾン投信のファンドオブファンズ型アクティブファンド「セゾン資産形成の達人ファンド」の投資行動は2008年7月も大きな変化はなかった模様だ。
資産形成組入れ割合推移200807
 ご覧の通り、外国株式を主たる投資対象とするコムジェストエマージングファンド、コムジェストヨーロッパ、バンガード米国オポチュニティファンドの組入れが進む一方、日本株式を主たる投資対象とするさわかみファンド、バンガードジャパンストックインデックスファンド、そしてTMA長期投資ファンドの組入れ比率は下落の一途を辿っている。
 セゾン資産形成の達人ファンドの月次運用報告書の今月の投資スタンスとして、「1ヶ月を通じて米国、欧州及び新興国市場への投資を積極的に行い、現金比率を6.4%と先月よりも低下させました」と記載されている通りです。
 さて、各組入れファンドの純資産残高差異を価格差異と数量差異に分解すると、各々の市場にどの程度資金配分しているかの概数値を把握することが可能です。
 

特定ファンドを一定期間継続購入する傾向有り

資産形成新規投資額推移200807 この3ヶ月間で最も購入しているのは「コムジェストエマージングファンド」であり、毎月コンスタントに6~8千万円の購入を続けており、その次に「バンガード米国オポチュニティファンド(Vanguard U.S. Opportunities Fund)」と「コムジェストヨーロッパファンド」が毎月3~4千万円程度で続いている状況である。
 セゾン資産形成の達人ファンドのファンド組入れの大きな特徴として、ファンド組入れに静と動の期間が存在していることである。当サイトのこれまでの記事でもバンガードジャパンストックインデックスファンドへの組入れが2007年9月以降全くないことを報告してきましたが、他の組入れファンドでも同様の傾向が見られるのです。
セゾン資産形成の達人ファンドの月別組入れファンド分類
ファンド名ファンド組入れファンド保有
さわかみファンド2007年3月~2008年1月2008年2月~現在
バンガードジャパンストック
インデックスファンド
2007年3月~2007年8月2007年9月~現在
バンガード米国オポチュニティファンド2007年8月~2008年1月
2008年5月~現在
2008年2月~2008年4月
TMA長期投資ファンド2008年3月2008年4月~現在
コムジェストヨーロッパファンド2008年3月~現在無し
コムジェストエマージングファンド2008年5月~現在2008年3月~4月
 日本株式を投資対象とする3ファンドの組入れは2008年4月以降、全く行なわれていない模様ですが、3ファンドの組入れ比率合計は2008年7月末現在でも50%を超過しているため、当面は外国株式中心の投資が行われる可能性が高いと推測しています。

 セゾン資産形成の達人ファンドの直近の成績は芳しくないのが残念ですが、観察される投資行動にブレがなく一貫性が感じ取れるのです。

時価総額などで各地域への投資比率を決定

セゾンバンガード地域別株式投資比率推移200806
 株式クラスにおける投資地域の推移を見ると、2008年3月のパシフィックファンド組入れ時の変動(約2%)を除くと、概ね各地域に対する純資産残高比率は安定しています。
 強調した見方では米国株式に対する投資比率が減少が強く出ているようにも見えますが、市場変動の影響を素直に反映していると受取ればいいのでしょう。

各地域への投資比率維持を追加購入額の調整で実施

 上記のような安定した投資比率は単純にバイアンドホールドをしているだけでは実現できずに時価の変動に応じてリバランスを適時に実施する必要があります。
セゾンバンガード株式ファンド別新規投資額推移200806

 このように、投資対象ファンドの買付量を毎月コントロールすることで投資比率を想定水準に保っています。従って、投資資金が潤沢に供給されることはセゾンバンガードグローバルバランスファンドの運用を低コストで行なうための大きな利点の一つです。その理由として、追加購入によるリバランスは売却を伴うリバランスよりも売買執行コストが割安となることが挙げられます。
 セゾンバンガードグローバルバランスファンドの投資対象9ファンド(株式ファンド6、債券ファンド3)の内、売買時に財産維持手数料を要するファンドがあり、ファンド売却時にも追加コストを要するファンドが存在するためです。セゾンバンガードグローバルバランスファンドでは2007年3月の設定開始後、現時点までファンド売却を一切行なっていない模様です。しかし、今後純資産残高が一層増加した時点ではリバランスを行なうためにファンド売却が発生することが懸念されます。

主に株式相場に応じて、資産クラスへの投資額を決定

セゾンバンガード株式債券投資額200806
さて、毎月の各ファンドへの投資額を決める最も大きなファクターは株式、債券相場変動とくに株式相場の変動といえます。
 株式ファンドの購入額が増加した2008年1月、3月、そして6月はいずれも世界株式市場の大幅下落に見事に対応しています。言い方を換えれば言葉が悪くなりますが、価格変動に運用が引っ張られているともいえます。

価格に毎月追随する必要性を考える

 一般的に、価格と価値の間に乖離があり、市場における裁定取引を通じて、価格の変化として随時調整されていることになっていますが、需給で主に決定される価格は短期でみると、安定性に乏しいという本源的欠陥があります。
 一方、長期の視点では価格と価値の連動性は一般に認められているところであり、長期投資を目標とするセゾン号が価格に追随していく方針は一定の納得ができるものです。
 現状の資産規模では、資金資金投入のみで目標ポートフォリオへのリバランスを行なうことができますが、今後より大きな純資産残高に成長したセゾンバンガードグローバルバランスファンドでは、リバランスの為の資産売却コストが発生することが危惧されます。
 まだ少し未来の話となりますが、毎月リバランスという運用の旗を降ろす時が来ることも想定しなければならないかもしれません。

 それはともかく、セゾンバンガードグローバルバランスファンドは「株式と債券に半々(50:50)で世界分散投資という簡明な投資方針」、「債券を半分組入れていることにより、相場急変時の価格安定性」、そして「2007年3月の新規設定後、投資方針をセゾン投信はしっかりと貫いている」という3本柱を持ち、安心して投資し続けることができるファンドの1本といえます。




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