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長期投資ファンドの騰落率を比較する(2008年6月)

 さて、長期投資ファンドが次々と増えていますので、各ファンドの投資状況を相比較してみることにします。比較対象とするファンドは直販投信会社が中心となって設定、運用しており、ほとんどのファンドが株式を投資対象とするファンドです。
 まず、ファンドの2008年6月の月次騰落率ですが、日本株式市場、世界株式市場ともに景気後退の波を受けて、下落基調となりました。いずれの長期投資FoFも、日本の株式市場を代表する指数であるTOPIXの騰落率-4.3%よりは良好な騰落率を残しています。
 なお、直販ファンドオブファンズ形式の投資信託の基準価額は組入れファンドの前日の基準価額(および当日の為替レート)に基づくため、さわかみファンド、TOPIXの騰落率の算出期間は前月の最終営業日の1営業日前から当月の最終営業日の1営業日までとしています。
長期投資ファンドの騰落率比較
順位ファンド名2008年6月騰落率ファンド組入比率
1らくちんファンド-1.1%20%
2楽天株式ファンド-1.32%?%(15~30%程度?)
3ありがとうファンド-2.27%93.19%
4かいたくファンド-2.79%38.3%
5セゾン資産形成の達人ファンド-2.82%90.9%
6さわかみファンド-3.2%98.93%
7浪花おふくろファンド-3.97%75.9%
8TOPIX-4.3%100%

月次騰落率の差の主因はファンド組入比率か

長期投資ファンドオブファンズはいずれも類似したファンドを組入対象としていますが、6月の月間騰落率は最も下落率が少なかったらくちんファンドから最も下落率が大きな浪花おふくろファンドまで約2.8%の差がついています。その大きな理由の一つとして、ファンド組入比率の大小が挙げられます。
 新興ファンドの中でも設定当初からファンド組入れをより慎重に進めている「らくちんファンド」やかいたくファンドや楽天株式ファンド(楽天投信ホームページには月次レポートの幻影のみ存在しています。もうすぐ開示されるのでしょうか?)についても短期金融資産の保有割合の大きさが2008年6月単月の比較では、良好であったともいえます。
 確かに株式組入れ比率がより高い、ありがとうファンドやセゾン資産形成の達人ファンドの月次騰落率が他ファンドよりも比較的良好というファンド選択効果も決して無視できませんが、アセットアロケーションが運用成績の大半を決めるという原則はこの比較でも現れているようです。ゲートキーパーたる長期投資ファンドで最も問われている気概は投資哲学そのものではないでしょうか?

保有資産の価格変動の影響が増大後の運用に注目

 長期投資ファンドの成長過程において、純資産残高が増加するファンド成長期では、純資産残高に対する新規資金の影響は大きいため、新規資金の配分を中心とした運用を考えることで大勢は事足ります。しかし、今後、保有資産が増加するにつれて保有資産の時価変動の影響が大きくなってくるのです。
 そのような状況に至った場合に、これまでの直販投信ファンドは購入済ファンドはバイアンドホールドで対応していますが、タクティカルなアセットアロケーション運用を行なう余地はあるのでしょうか?

タクティカルな運用とは?

 長期投資ファンドは主に株式ファンドを通じて、株式に投資して企業の成長に乗っかることを主目的とするファンドですが、短期金融資産ポジションを併せ持つことでアセットアロケーション的要素も有するファンドです。
 そこで、将来の相場変動に確たる見通しがもてるのであれば、アセットアロケーションの機動的な変更(持ち分減少を含む)も期待したいところです。実際に、楽知ん投信、かいたく投信などは現時点でも相場変動見通しによる投資を行っているため、素養はあるのです。
 しかしながら、これまでのありがとうファンド、セゾン資産形成の達人ファンドでは、株式組入れ比率は徐々に上昇する傾向にあり、新興ファンドも現時点までは漸増傾向は変わりません。
 よって、浪花おふくろファンド、かいたくファンド、らくちんファンド、楽天証券ファンドについても、積極的なアセットアロケーションの変更行動は期待しがたく、投資家からの資金流入をファンド購入か、しないかの消極的な判断が採用される可能性が高いでしょう。
 2008年6月の騰落率比較において新興ファンドの成績が良好であったのは、運用判断と合わせてファンド設定後間もない期間であったことの助力が大きいでしょう。今後、株式組入比率が上昇した時点で下落が予想される現在のような状況が発生した時に、組入れファンドを売却して株式投資ポジションを縮小するような運用を考えているのか興味持たれるところです。


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