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長期投資ファンドの選択方法

直販形式で長期投資型のファンドオブファンズ投資信託の発売は、2008年3月まではありがとう投信のありがとうファンド、およびセゾン投信のセゾン資産形成の達人ファンドの2本でしたが、2008年4月からは、新たに浪花おふくろファンド(浪花おふくろ投信)、かいたくファンド(かいたく投信)、そして、らくちんファンド(楽知ん投信)と3本設定され、直販ファンドオブファンズ業界?にも競争が激化しているようです。2008年5月には楽天株式ファンドと新たにネット証券業界からも新規参入し、販売運用側の競争は一層激しくなりそうですので、投資家側は追い風を積極的に利用したいものです。
 さて、これらの長期投資型ファンドですが、これまでも指摘しているように組入れ対象ファンドは非常に似かよったものとなっています。
長期投資型ファンドオブファンズ組入れファンド分類
ファンド名
(運用会社)
純資産残高
信託報酬率
組入れファンド







T












































































|











































































ありがとうファンド
ありがとう投信
69億円
年0.945%
資産形成の達人ファンド
セゾン投信
20億円
年0.567%
浪花おふくろファンド
浪花おふくろ投信
87百万円
年0.945%
かいたくファンド
かいたく投信
78百万円
年0.735%
らくちんファンド
楽知ん投信
119百万円
年0.945%
楽天株式ファンド
楽天投信
(未設定)
年0.8715%

※2008年4月末現在。◎は主力組入ファンド、△は未組入れファンド
 かいたくファンドにはさわかみファンドは当面組入れない方針とのこと(投信会社をつくろう!森本新兒の挑戦記ブログご参照)ですので、△に変更しています(2008年5月19日追記)
 かいたくファンドにはコムジェストヨーロッパファンドも未組入れですので、△に変更(2008年7月11日追記)
 らくちんファンドにはさわかみファンドは組入れていないとFM談頂きましたので、△に変更(2008年5月24日追記)⇒2008年6月に組入れ開始されましたので、○に変更(2008年7月11日追記)
 ありがとうファンドにハリスグローバルバリューファンド2007が組入れ対象に追加されましたので、△に変更(2008年7月11日追記)
 浪花おふくろファンドのハリスグローバルバリューファンド2007が組入されましたので、○に変更(2008年7月11日追記)

 さて、長期投資ファンドを1本選ぶとすると、どのように選ぶべきでしょうか?

長期投資ファンドはコモディティ商品

 まず、現在発売されている長期投資ファンドはどれも同じような金太郎飴に見えませんか?
 確かに各投信会社は独自の運用哲学を持って運用し、またファンド個別にもセゾン資産形成の達人ファンドは想定事業規模の大きさを生かして最も低コストなファンドに仕上がっていますし、かいたく投信もキャピタル投信のファンドを組入れるなどの魅力的な特徴は存在しています。
 しかし、いずれの長期投資ファンドも「さわかみファンド」、「TMA長期投資ファンド」、「コムジェストヨーロッパファンドSA」、そして「コムジェストエマージングマーケッツファンドSA」の主力組入れファンドを複数組入れている点は同じです。
 その結果、今後の運用成績が長期投資ファンド銘柄の選択により大幅に変わることは想定し難い状況です。例えば、現時点で組入ファンドの類似性が低いありがとうファンド(90311049)資産形成の達人ファンド(96312073)でさえ、直近1年の騰落率に大きな差異は見出せないのです。
ありがとう、資産形成200805

 今後、運用成績が判明する新興長期投資ファンドについては、組入れファンドの類似性がさらに高く、運用成績の類似性は言わずもがなでしょう。すなわち、長期投資ファンドは日用品のように各商品の違いが明確でないコモディティ商品と化しているのです。
 投資信託関連でコモディティ商品といえば、各種インデックスファンドが挙げられます。インデックスファンドは運用目標が確定した商品であるため、投資家はコストのみを注視するようになり、販売競争激化に伴う低コスト化が進行しました。今では、ETFという代替商品脅威に晒されるまでに至っています。
 果たして、長期投資ファンドも同じ路を辿ることになるのでしょうか?

長期投資ファンド間の分散投資は不要

 複数の長期投資ファンドへ分散投資する価値はないでしょう。直販投信会社ファンドは各会社で口座開設を行なわねばなりませんので、管理の手間も投資銘柄数が増えるにつれて増加することにもなります。
 その点につき、長期投資ファンド「楽天株式ファンド」が楽天証券から販売されるのは、大変画期的な出来事であり、既存の直販投信ファンドのビジネスを凌駕する可能性を大いにあります。
 気軽に長期投資ファンドにアクセスできることは、楽天株式ファンドが長期投資型ファンドの標準的な組入ファンド構成となっていることと相俟って、大きなアドバンテージとなるでしょう。

新興直販投信会社の黒字化は現状では困難

 さて、2008年4月に相次ぎ新規ファンドを設定した浪花おふくろ投信、かいたく投信、楽知ん投信ですが、ファンド事業運営という観点からは今後非常に厳しい状況を迎えるでしょう。
 長期投資ファンドオブファンズ投資信託のパイオニアであるありがとう投信は純資産残高70億円弱の規模でようやく収支均衡に近い状況までたどり着きました。新興直販投信会社の純資産残高規模は約1億円であり、出だしこそはありがとう投信と同一水準ですが、市場環境が大きく異なるため純資産残高増加にはより高いハードルを超える必要があります。

長期投資ファンドの選択は投資家の意志を表す

 運用成績として卓越した結果を提供できないのであるならば、どのように長期投資ファンドを選択するべきでしょうか?
 投資信託は投資からの退出が比較的自由な流動性の高い商品ですので、一旦少額保有してみるのも有用です。長期保有する気持ちを継続できない場合、売却することで、若干損をする場合もあると思いますが、大多数の元本は回収可能なはずです。
 その他に、長期投資ファンドの選択肢が増えた現在では運用成績以外のところに求める考え方もあります。例えば、各直販投信会社は自らのポリシーをホームページ、セミナーなどで公表しています。投資家が運用成績よりもより共感できる長期投資ファンドを選択することで、長期保有する助けとなるかもしれません。株式クラスへの長期継続投資は資産形成に不可欠な要素です。
 長期投資ファンドへの投資には、資本を提供する投資家としての大義も問われているようです。


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