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投資成果の差異分析(2)

 さて、前回記事(投資成果の差異分析(1)ご参照:別ウインドウが開きます)では、資産残高差異を(1)数量差異、(2)価格差異、(3)ポジション変動差異に3分割いたしました。
 これらの差異の中で、TOPIXと最も比較対象とする差異は価格差異でしょう。確かに、TOPIXも東証1部への新規上場、上場廃止につれて数量差異が発生したり、また浮動株比率を反映したウエイティングも行なわれますが、簡易に投資成果をインデックスと比較する目的としては価格差異の比較で十分といえます。
 まだら模様の投資生活ポートフォリオ(2007年下期)個別株式投資差異分析
銘柄資産残高差異(1)数量差異(2)価格差異(3)ポジション
変動差異
まだら模様の投資生活34.2%27.5%-12.8%19.5%
TOPIX-25.0%若干

 結果、TOPIXの-25.0%に対し、2007年9月末ポジションによる価格差異は-12.8%に留まり、12.2%アウトパフォームしました。しかし、このアウトパフォームは単なる計算結果に過ぎず、特定銘柄のプラスに大きく依存した安定性のない結果です。単なる心理的な安心を得るために計算してみましたと言っていいかもしれません。
 差異分析で本当に検証したいことは投資対象銘柄の追加投資のタイミングが適切だったか否かという点であり、ポジション変動差異の内容を掘り下げることにします。

ポジション変動差異の一部は評価損益に含まれない

 まず、押さえておきたいことはポジション変動差異は単なる期初と期末の価格と数量の差額による計算値に過ぎないため、実際の投資において、全ての差異額が収益(もしくは損失)に含まれることはほぼありません。
 そこで、実際のポジション変動による残高変動とポジション変動差異の比率を以下のように定義することにしました。
  ポジション実現比率 = ポジション変動による残高変動 / ポジション変動差異
 ポジション実現比率の特質は大きく以下のように分類され、ポジション変動差異の内、どの程度収益として実現しているかを示します。
 ポジション実現比率の特徴
ポジション実現比率投資状況
100%前期末価格で全数量を買付(もしくは売却)
50%期中に渡り均等に買付(もしくは売却)
0%期末価格で全数量を買付(もしくは売却)

ポジション変動比率の類型

ポジション変動比率100%の場合

 ポジション実現比率100%の場合は、前期末に資産を既に保有していることを同じ意味となるため、利益面では当期の価格変動による利益、損失の果実を全て享受することになります。
ポジション変動比率100%

 当該銘柄が期中に上昇した場合は効率の良い投資方法と評価されますが、期中に値下がりした場合は最も効率が悪い投資となります。(但し、期中の相場変動が単調でなく、期初価格、期末価格を越える場合もありますので、単純に判断することはできません。あくまで長期に銘柄を保有し続けるという当サイトの投資ポリシーを前提にお考え頂けると幸いです。)

ポジション変動比率0%の場合

 逆にポジション実現比率0%の場合は、当期の利益、損失に全く寄与することはありません。当期には単純にB/S上の資産残高積上げのみが行なわれたことを意味することになり、P/Lには全く反映しない投資を意味します。
ポジション変動比率0%

ポジション変動比率50%の場合

 長期的に追加投資を行っていく上で、ポジション変動比率の基準を50%において、値上がり局面では50%を超過するように値下がり局面では50%を割り込むような投資を志向することを考えております。50%という基準は継続的にシステマティック投資を行なった場合に長期的に実現する比率となります。
評価期間中に値上がりした場合
 ポジション変動比率50%値上がり
黄色の領域はよりやすい価格で多量に買い付けた場合に獲得できます。
評価期間中に値上がりした場合
ポジション変動比率50%値下がり
黄色部分はより安い価格で多量に買い付けた場合に節約可能となる領域です。

 いずれの場合も橙色の標準投資状況から、どの程度超過獲得したかにより、投資成果を測定すると考えが適用できます。まだら模様の投資生活ポートフォリオの2007年下期には偶然にも(残念ながら)、期中値上がりした銘柄と期中値下がりした銘柄が両方とも存在していますので、検証してみたいと思います。

銘柄Sは満足、銘柄Mは反省点あり

 さて、前回記事で追加投資した2銘柄(銘柄Sと銘柄M)ですが、銘柄Sは大きく値上がりしましたが銘柄Mは期末にかけて大きく値下がりしている中、両銘柄とも買い進みました。期中の実際投資金額とポジション変動差異からポジション実現比率を計算すると下表の通りになりました。
 ポジション実現比率の結果
銘柄 ポジション
実現比率
投資状況
銘柄S93%下値指値買いに徹した
銘柄M55%下落時に指値買いをしたものの初動時の指値レンジが狭かった

 銘柄Mについては、下値への注文指値の幅が甘く、かつ想像以上の値下がりにより、ポジション変動比率が50%を超えてしまいました。アクティブ投資として実践するからには、少なくともドルコスト法で実現できる50%弱に留めたいところであり反省点が多い結果に終わっていますが、しばらくはアクティブ投資で実践しようと考えています。


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