月次積立投資で資産形成し、投資家の立場から社会貢献を目指しています

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ありがとう投信がありがとうファンド開示情報を一部削減

 直販投信会社ファンド情報を提供しているまだら模様の投資生活サイトにとって、今回は大変残念な情報をお伝えしなければなりません。

 ありがとうファンドを運用するありがとう投信株式会社は2008年1月までありがとうファンドのマンスリーレポートを以下のように2種類発行しており、ファンド情報を把握するのに大変重宝していました。しかし、ここ2ヶ月で開示情報の方法、内容がかなり変化し、ありがとうファンド月次レポートにおいて、以下の計数情報が開示から非開示に変更されています。
  • 地域別、男女別、年齢別の口座数および定期積立数
  • 組入れファンド毎の売買実績(取得口数、平均取得コスト、取得金額、売買損益)、および組入れファンドの基準価額
 特に最後の組入れファンド別情報が非開示になると、ありがとうファンドの組入れファンド別投資状況のトレースがやや困難になっています。
 当エントリーではその点を説明したいと思います。

組入れファンド個別売買状況の精度が落ちました

 現在も公表されている情報の中でありがとうファンドの純資産残高と組入れファンド別の組入れ比率から以下のようなファンド別資産残高推移までは容易に把握することができます。
ありがとうファンド月次投資比率推移200802

ありがとうファンド月次資産残高変動推移200802

 しかし、ファンド別残高変動額を当月売買額と読み替えることはできません。ファンド残高変動は大きく「(1)既保有受益権口の価格変動」と「(2)新規購入、売却による資産残高変動」、2要素で構成されるためです。(厳密には、購入後月末までの価格変動や月初から売却までの価格変動を日単位で考慮する必要があります)

  当月ファンド残高 = 前月ファンド残高×(1+当月騰落率)+当月新規売買額

 去年までのありがとうファンドの月次レポート(例として、ありがとう投信作成『ありがとうファンドの運用概況』2007年12月度ご参照)には、他ファンドではほとんど開示されない(2)組入れファンドの取得金額が明記されていたため、売買状況を正確に把握することが可能でした。さらに(1)組入れファンドの基準価額も全て記載されていました。

私募ファンドの基準価額、純資産残高は外部把握が不可能

 公募ファンドの投資実績(基準価額、純資産残高)は日次で開示されるため誰でも容易に把握できますが、私募ファンドの情報は運用会社から開示されない限り、把握することは不可能です。
 代替手段として、ファミリーファンド方式の場合における他の公募ベビーファンドの騰落率を用いざるを得ません。
ありがとうファンド組入れファンドと関連公募ファンド一覧
-ファンド名ファンド種別代替公募ファンド
1さわかみファンド公募
2トヨタグループ
株式ファンドF
私募トヨタグループ株式ファンド
3社会貢献ファンド
(適格機関投資家専用私募)
私募朝日ライフSRI社会貢献ファンド あすのはね
4朝日Nvestグローバル
バリュー株オープン
公募
5TMA長期投資ファンド
<適格機関投資家限定>
私募無し
6ニッポンコムジェスト・
ヨーロッパ・ファンドSA
私募無し
7ニッポンコムジェスト・
エマージングマーケッツ・ファンドSA
私募無し

以上の代替ベビーファンドによるありがとうファンドの2008年2月度のファンド別投資状況は以下の通りとなりましたが、
ありがとうファンドファンド別購入売却額
-ファンド名2月騰落率購入売却変動額
(百万円)
1さわかみファンド-5.1%+184百万
2トヨタグループ
株式ファンドF
+0.5%+207百万円
3社会貢献ファンド
(適格機関投資家専用私募)
-4.3%+124百万円
4朝日Nvestグローバル
バリュー株オープン
-1.5%1百万円

 金額的には端数処理的にも誤差が相当含まれており、事実の開示に留めておきます。公募ファンドが存在しないTMA長期投資ファンド(適格機関投資家限定)、ニッポンコムジェストヨーロッパSAなどに関しては運用会社が作成するレポートでしか知ることは出来ないため、わかりません。価格も数量もわからず、残高だけではお手上げです。
 当然ながら、ファンド運用会社である東京海上アセットマネジメント投信や日本コムジェスト株式会社は私募ファンドに関するレポートを一般公衆に開示しないため、開示するならばファンドオブファンズとして組込んだありがとう投信株式会社となります。
 少なくともありがとうファンドの基準価額を日次で計算するために、組入れファンド毎の基準価額はありがとう投信で毎営業日入手しているはずですので、ありがとう投信に情報が全くないということはありえません。
 ありがとう投信側の何らかの事情により、公表不要と判断されたのでしょう。

ファンドオブファンズ型投資信託に求める情報とは

ファンドオブファンズ型投資信託の信託報酬には機関投資家専用私募ファンドへのアクセスフィーの意味合いもありますが、大部分はファンド資産のゲートキーパーとして、適切なアセットアロケーションコントロールに対する手数料といっても過言ではないでしょう。
 とするならば、ファンドオブファンズ型投資信託において、組入れファンドにどのタイミングでどの程度資金を投入したかについては、運用委託者側であるファンド購入者側からすると最もモニタリングしたい情報の一つであり、運用受託者側から提供されると好ましい情報ではないでしょうか?
 もう一度言うと、投資家はファンドのゲートキーパーとしての役割に手数料を払っているのです。

ありがとう投信が求めるのはどのような投資家なのか?

 ありがとう投信は今回の月次レポート記載変更に関しては、現時点まで一切コメントしていません。投資信託の契約に月次レポートの提供までは含まないため、運用側の都合により任意に変更することは一向に構いませんが、マナーとしてその旨を知らせてもいいはずです。
 さらに、知らない間にありがとう投信ホームページの月次レポート案内には口座をお持ちのお客様へ毎月1回お送りしております「月次レポート」をご覧いただけます。との記載があり、ここで開示される内容と口座保有者に開示される内容は先月(2008年2月)から全く同一のものに変更されています。(従来は口座保有者には詳細版が開示され、ホームページ上は概要版のみの開示でした。)
 ありがとうファンド側は何も考えずに全部委託したいという投資家を誘引しようとしているように見えてなりません。
 今の私の心持ちをありがとうファンドへの積立額を大きく削減することで表明します。
長期投資を目的としたファンドオブファンズ投資信託もゾクゾク増えていますので、私の運用に大きな影響もないでしょう。

ありがとう投信

ブログランキングへのご協力お願いします。
にほんブログ村 株ブログ 株式投資情報へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へ

関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://takaamahara.blog85.fc2.com/tb.php/164-a4490979
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。