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投資信託を定期定額積立する効果は?

 多くの投資信託販売会社(証券会社や直販投信会社)には、投資家が定期的に積立買付を行うための購入チャネルとして銀行口座からの定期定額積立サービスを設けられています。
 投資家側からの定期定額積立サービスを利用するメリットとして、以下の諸点が挙げられます。
  1. ドルコスト法による買付となり、定量買付よりも多くの口数が購入可能
  2. 資金口座振替時の手数料不要(販売会社負担)
  3. 投資家は購入時期を配慮する必要がない

 さて、実際に定期定額買付サービスを利用した場合において、投資家側の損益面での効果はどのようになるのであろうか?設定後3年超を経過したありがとう投信が運用するありがとうファンドを題材に検証することにする。

直近2年間、ありがとうファンドの積立投資は損失状態

 ありがとうファンド定期定額積立効果200711
 まず、簡単にではあるがありがとうファンドの積立投資による結果を振り返ることにする。上表は2004年12月から定額積立投資を開始した場合(青線)2005年12月から定額積立投資を開始した場合(赤線)および2006年12月から定額積立投資を開始した場合(橙線)における各月の定期積立日の基準価額から平均購入価額を差し引いたグラフであり、y軸>0の領域が含み益状態、y軸<0の領域が含み損状態を示している。
 2004年12月から積立開始した場合、一時は基準価格を2000円超過する時期もあったが2007年11月現在では537円超過(平均購入価額で11,895円)まで差が縮小している。2年前(2005年12月)、1年前(2006年12月)前に積立開始した場合では直近ではマイナス圏となった。つまり、ありがとうファンドの積立投資を行っている人の大部分は含み損を抱えている状態である。
 これはありがとうファンドの基準価額の値動きに理由があり、上昇相場時期(2005年8月~2006年4月と2006年8月~2007年2月)のファンド保有量に依存するのだ。
 ところでこのグラフを良く眺めると定期定額積立投資のもう一つの顔が見えてくる。

定期定額投資は積立初期の購入価格平準化に有効

 2004年12月積立開始(青線)、2005年12月積立開始(赤線)、2006年12月積立開始(橙線)、いずれにも共通するが積立初期段階については基準価額からの乖離が小さい。これはファンド購入残高を既保有残高と当月積立購入分に分解すると、積立初期段階においては当月積立購入分の影響が大きいからだ。 当月積立購入分の購入価額は基準価額であるため、積立初期においてはほぼ基準価額に連動した成果を享受できる。

定期定額投資はファンド残高を積上げるための手段

 次に2006年6月近辺の下落の辺りに顕著に見られるが、基準価額と平均購入価額の乖離が大きい2004年12月積立開始(青線)のほうが、2005年12月積立開始(赤線)よりも下落幅が大きくなっている。これは2004年12月積立開始(青線)の方がファンド既保有残高が積み上がっているため、相場下落への反応が鋭敏になっているからだ。それに対し、2005年12月積立開始(赤線)についてはまだ定期定額投資による新規資金投入の影響(基準価額で購入)により下落幅は減少している。
 決して、定期定額積立により巷間言われているようなリスクが減少するわけではありません。むしろ、変動リスクは定量積立よりも増大しているとも換言できます。
 結局、定期定額投資は平均購入価額を基準価額に近づける行為そのものであるため、特に資産形成層等に属する投資家が長期的に投資対象として信頼するファンドの資産残高を積上げの手段として用いるべきでしょう。
 長期投資を標榜する直販投信会社3社(さわかみ投信、ありがとう投信、セゾン投信)はいずれも定期定額積立チャネルをコストをかけてでも早々に整備したのも頷けますね。
 
<関連記事>
⇒長期投資家に支えられるさわかみファンド(定期定額積立の影響規模)



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