月次積立投資で資産形成し、投資家の立場から社会貢献を目指しています

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ありがとう投信の経費率は下がったか?

 直販投信会社の1社であり、ありがとうファンドを運用するありがとう投信株式会社の第4期決算(自平成18年4月1日 至平成19年3月31日)が11月30日に公開されている。
 ありがとう投信株式会社は非上場会社であるが、運用するありがとうファンドの有価証券報告書に委託会社等の経理状況として財務諸表等が掲載されますので、利益の状況を把握することが可能です。
 但し、ありがとうファンドの有価証券報告書は決算日(毎年8月31日)の約3ヶ月後に公開されるのですが、添付されているありがとう投信株式会社の財務諸表は直近決算時(2007年3月決算)のものとなり、上場会社等に比較すると情報の鮮度がかなり落ちてしまうのが残念なところです。
 ありがとうファンドの純資産額が順調に増加していることで、ありがとう投信株式会社の経費率(エクスペンスレシオ)の低下が期待されるため、ありがとう投信株式会社の財務諸表を分析し、信託報酬の引下げへの道の確実性を確かめることにしました。(ありがとうファンドは純資産残高250億円から信託報酬率が割り引かれる契約です)

ありがとう投信の赤字幅は増加

 以前の分析(投信会社の収益構造(ありがとう投信を例に))ではありがとう投信株式会社の第4期決算は黒字転換との予想を出していましたが、全く当たりませんでした。
 分析当時に以下の2点の状況を考慮もしくは予測できていなかったためです。

ありがとうファンド第4期決算
 
  1. 販売手数料無料化(0.5%→0%)が分析から考慮漏れ

  2. ありがとうファンドの販売手数料無料化は平成18年4月から適用のため、ありがとう投信株式会社の第4期決算(平成18年4月~平成19年3月)期では営業募集手数料はなくなります。(但し、前期期ズレと想定される2千円のみ収益計上されています)
     販売手数料無料化によるありがとう投信株式会社の減収規模は第4期のみで1千万規模と見込まれるのです。会社財政が苦しく、まだノーロードファンドが一般的となっていない時代のご英断により投信会社が赤字継続に陥っているならば、事業への熱い想いを見ることができますね。熱い想いと言えば、第3期に引き続き第4期もありがとう投信株式会社は役員からの4千万円借入れにより資金調達しています。借入れといっても実質的には株式に近く、事業継続への志を見ることができます。ありがとうファンドの信頼性や評判を図る上では見逃せない行動ですね。
  3. 投資信託振替制度移行に伴う費用発生
  4. 投信振替制度に関する事務費増加に関しては私には全く見えていませんでしたが、営業経費、一般管理費が想定より大きいようです。第5期も金融商品取引法などによる体制整備などに費用がかかることが懸念されます

ありがとう投信の経費率は低下

 さて、ありがとう投信の経費率推移ですが、収益減少、費用増加の2大パンチを食らったにも関わらず第3期の3.85%から1.57%に低下しています。投資信託運用ビジネスは純資産残高の増加を第一に考えて、経営が安定するまでの間の資金調達方法を準備しておけば、経営的には問題がないようですね。
ありがとう投信経費率推移200711

ありがとう投信の黒字化はいつになるか?

ありがとう投信が発表している業績予測(素敵なことに継続企業の前提に重大な疑義を抱かせる事象又は状況欄に記載しています)によると、第5期も赤字決算が継続し、経費率が0.74%を下回るのは第6期になるということです。
 一旦大外ししているので信頼性は全くありませんが、第5期の計数も予測したいと思います。予想の前提として、委託者報酬は2007年4月~11月の平均純資産額から見込んでいます。純資産額自体が株式市場動向により大きくぶれますのでほんの参考程度としてください。
 相場動向が大幅に回復し、市場が3割上昇すれば第5期は黒字化しそうですが、現状だと赤字決算が続きそうですね。
 ありがとう投信第5期予想

ありがとう投信は帳簿上、有形固定資産がゼロに

第4期末の貸借対照表を見ると、固定資産としては投資有価証券(ありがとうファンド)として約93百万円計上されているのみなのです。どうやらその他の固定資産は全て減損損失として特別損失としたようです。有形固定資産を帳簿ゼロの会社は珍しいのではないでしょうか?
 減損損失の理由を読んでも、「黒字化が遅れたため」とのことですが、その理由で今期に全額損失を認識する必要があるか、よくわかりませんでした。
 ひょいとするとビックバス会計や守備的利益調整の可能性があるかもしれませんね。

ビックバス会計、守備的利益調整などを詳しく知るにはこの本で!!


ありがとう投信

ブログランキングへのご協力お願いします。
にほんブログ村 株ブログ 株式投資情報へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へ

関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://takaamahara.blog85.fc2.com/tb.php/110-fd083269
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。