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投資信託の販売手数料を考える(1)

 投資信託を購入した場合、購入時および投資信託保有期間にわたり、投資信託運営に関係する「販売会社」、「運用会社(委託者)」、「信託銀行(受託者)」の3社に手数料を支払う必要があります。
 これらの諸手数料の低い投資信託が投資家にとってより有利な投資信託であるのは疑いのないところですが、手数料を支払うということは何某かの業務を委託し、その対価として支払っているはずなのです。
 これらの手数料の中でもとりわけ販売会社に支払う販売手数料については、とにかく安くなければならずノーロード投資信託から保有する投資信託を選ぶべきとの意見が多く聞こえますので、今回からのエントリーは投資信託の販売手数料の意義と問題点について、私なりに考えてみることにしました。


 まず、投資信託を運営業務において販売会社の主な役割を整理することにします。
  1. 顧客と投資信託を繋ぐ直接の窓口
  2.  販売会社の最も重要な業務は投資家から見て投資信託にアクセスする際の直接の窓口会社となることです。インターネットもしくはコールセンターなどのインフラを整備した上で、投資家からの買付注文、売付注文の処理および資金の受払事務など顧客と投資信託に関連する事務を毎日処理します。その他に投資信託に関する顧客からの各種問い合わせに対応します。
     その他にも運用会社が作成する各種書類(運用報告書など)を顧客の手元に届ける事務も行います。
  3. 顧客の投資信託資産管理
  4. 顧客が保有する投資信託の保有口数、平均取得価額などを管理し、一定期間に残高報告書などを作成するとともに税務処理を行います。

 以上のような業務の特徴から販売会社が投資信託における重要な事務を支えている事実が確認できます。

投資信託の流動リスク低下に貢献

 販売会社の主要事務の中で最もコスト負担が大きいのは顧客の窓口を金融機関営業日の毎日に渡り開設して投資信託売買事務を行うことであるでしょう。
 しかし、投資家にとっては投資信託の流動性を確保する上で毎日、売買する選択肢が存在することは投資信託の保有価値を維持する上で非常に重要なことなのです。もし、投資信託の売買が1ヶ月に1回しか出来ない投資信託を想定してみると流動リスクの大きさが実感できると思います。現在、マネックス証券が発売しているプレミアム・ハイブリッド2007など極端に流動性が低い投資信託は確実で巨大なプレミアムが与えられないと、私にはこわくて手が出せません。プレミアム・ハイブリッド2007はもはや投資信託というより、不動産以上の流動性の低さです。さらに金融商品のため、使用価値もありません。
 決して投資家を啓蒙するためのコストとして販売手数料を支払うのではなく、投資信託の流動性確保への貢献に販売手数料を支払う価値が求められると私は考えています。
 従って、投資信託ビジネスの円滑な運営には手数料の高低はともかく、販売手数料自体はなくてはならないものなのです。

販売会社には顧客情報を把握できる役得が存在する

 投資信託運営において、投資信託の顧客属性を持つのは基本的に販売会社のみです。顧客からの預かり資金は運用会社を経由せずに直接受託会社の信託勘定に振替えられ、運用会社は受託会社に運用資産の指図を行うのみであり、個別顧客の資産動向については知ることができません。
 セゾン投信の中野晴啓社長は顧客の声が直接聞くことができる点を直販体制で行うことに決めた一つの理由としてあげていますし、米国で投信直販を行うバンガード社についてもコールセンターからの顧客の声を一番大事にしており、幹部社員になっても年に一定時間はコールセンターで顧客と直接対話することにしている旨、先日のバンガードセミナーで紹介されていました。
 顧客状況を把握、問い合わせ対応等で受ける顧客の意見はマーケティング方法や業務改善の大きなネタとなるため、業務を継続して行うためには重要な利点であると考えます。

 次回の記事では、投資信託の販売手数料に潜む問題点について考えることにします。

<関連記事>
⇒低コスト投資信託実現への最大の障害を考える
⇒投資信託の販売手数料を考える(2)へ

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