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経済の大きなうねりとは?

さわかみ投信が設定運用するさわかみファンド運用スタイルには、「経済の大きなうねりをとらえて先取り投資することを運用の基本とし、その時点でもっとも割安と考えられる投資対象に資産を集中配分します。」とあるが、具体的にはどのような投資行動をとることであろうか?
 経済のおおきなうねりを景気循環の波ととらえた場合、以下が四つが有名である。
  1. キチンの波(在庫循環サイクル。3年)
  2. ジュグラーの波(設備投資サイクル。10年)
  3. クズネッツの波(20年?)
  4. コンドラチェフの波(50年?)
但し、存在が確立されているのは1.,2.のみで3.クズネッツの波と4.コンドラチェフの波については存在自体が一般的に確立されたまではいえない。
 これまでにさわかみ投信主催セミナー(「自立して堂々と生きてゆこう勉強会」、「直販クラブ勉強会」)で拝聴した内容を踏まえると、さわかみファンドが捉える大きな波というのは「ジュグラーの波」レベル以上の10年超の大波動を対象とした以下の投資行動、すなわち下図のようになるのではないだろうか?
 さわかみファンドの超長期投資方針

 重ねて書くことになるが、さわかみファンドの運用スタイルは割安と思われる資産への集中投資である。日本株式に100%集中投資となっているが、それはさわかみファンドでは経済変動ポジションが下図の株式投資領域にあるとの認識を反映したものである。今後、景気が過熱段階になり金利が上昇すると、株式売却そして債券にシフトすると見込まれる。
 次にさわかみファンドは国際株式型であり、外国資産への投資も可能であるが、どのステージで海外投資を行うことになるのだろうか?その点についてだが、さわかみファンドでは海外投資は国内からの逃避という位置づけのようだ。すなわち、株式、債券ともにリスクが高く国内で投資先が見つけられない景気が最も過熱した段階となり、初めて投資対象の候補となるようである。そのため、海外資産への投資は一時的であり期間限定な性質を有するであろう。さわかみファンドは為替リスクの大きさを危惧しているようであり、既に広く国際展開している日本企業株式への投資により実質的な国際分散投資が行なえるとの考えで一定の合理性は認められる。
 それではさわかみファンドでは現段階を長期波動のどの領域にあると考えているであろうか?さわかみ投信セミナーならびに実際の投資活動から鑑みるに上昇の初期段階と捉えていることは間違いない。そこで、さわかみファンドが認識する現状の領域を拡大すると以下の用に展開される。
さわかみファンドの短期投資行動

 急落時を格好の仕込み時期と捉え、相場上昇段階ではホールドし、相場過熱段階では保有株の一部売却を含めて、いつかは来る急落時の購入資金を作る作業を丁寧に繰り返すのだ。
 2007年8月26日に開催された「自立して堂々と生きてゆこう勉強会 in 倉敷」において、2007年8月には総資産の10%以上に及ぶ約270億円以上の株式購入を行ったと報告があった。2007年8月の急落が図における③の状態であれば幸いであるが、あるいは①、②の状態である可能性も十分ある。現段階では決してわからないのだ。さらに、今後④の状態にまで至る可能性もあるのだ。 しかし、手持ち資金で淡々と割安激選銘柄の購入を続けることで平均単価を下げ、春を待つ戦略ともいえるのだ。長期投資家に支えられるさわかみファンドのエントリーで示したとおり、下落相場に資金の追加入金があるさわかみファンドならでは戦略といえる。
⇒さわかみファンド、ありがとうファンドの価格変動率
⇒さわかみファンドの投資対象の選択術へ
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朝日Nvestグローバルバリューオープンの組入れ銘柄

 国際株式アクティブファンドである朝日Nvestグローバルバリューオープン(愛称:Avest-E)は投資対象として企業価値から0~30%程度割安評価の株式としている。
 そこで、2007年7月の組入れ銘柄異動状況を検証してみることにした。

組入れ銘柄上位10社推移
 2007年7月末 2007年6月末 
1UBS(スイス・金融)3.7%クレディ・スイス3.3%
2グラクソ・スミスクライン(イギリス・医薬品)3.5%グラクソ・スミスクライン3.3%
3オラクル(アメリカ・IT)3.4%UBS3.3%
4スナップオン(アメリカ・アパレル)3.4%オラクル3.2%
5クレディ・スイス(スイス・金融)3.3%ダイムラークライスラー3.0%
6エム・エル・ピー(ドイツ・金融)3.2%XTOエナジー3.0%
7ダイムラークライスラー(ドイツ・自動車)3.0%ラボラトリ・コープ・オブ・アメリカ3.0%
8ラボラトリ・コープ・オブ・アメリカ(アメリカ・ヘルスケア)3.0%スナップオン2.9%
9XTOエナジー(アメリカ・エネルギー)3.0%エム・エル・ピー2.9%
10SKテレコム(韓国・通信)2.9%ノバルティス2.8%

 2007年7月の1ヶ月間の投資状況から以下の特徴が挙げられる。
  1. 組入れ対象銘柄の変動はほとんど発生していない。
    6月末と7月末では10位と11位の1銘柄の入替りのみであった。
  2. 投資対象はいわゆる大企業で構成されている。
  3. 個別銘柄に対する投資割合の変動もほとんどない。
まず、月次運用レポートに公開される上位20位までに範囲を拡大しても入替わりは1社のみであった。購入対象銘柄(Buy List)は、投資実行以前に確定済(50~80銘柄)であり、バリュエーション面から割安になるまで待ちの姿勢の投資プロセスは遵守されているといえる。

 2に関しては、2007年8月のセゾン投信の組入対象となったバンガード米国オポチュニティファンドと比較すると面白い。オポチュニティファンドは主要投資対象を中小型株としている一方、Avest-Eは大企業中心となっている。安定感からするとAvest-Eの方が一枚も二枚も上である。オポチュニティファンドを個別投資することはお薦めできないが、Avest-Eに関しては個別に購入する選択肢も十分に考えられる。ちなみにマネックス証券、およびトヨタFS証券でノーロードで購入可能だ。

 最後に3に関しては6月末(純資産:466億)と7月末(純資産:447億)では純資産額の変動が大きくなかったため、各銘柄について購入(エントリー)から売却(イグジット)までの売買回数が各々1回であるのか複数回に分割しているのかまではわからなかった。
 ちなみにAvest-Eの運用報告書では前期の売買高比率が0.80、前々期は0.87と報告されている。
 このことは同一銘柄の売買1往復に約2.3~2.5年かかることを意味しており、投資方針の記載「通常2~3年間ポートフォリオに組入れます」と合致している。
 Avest-Eは大企業中心の銘柄選択であり、リスクが比較的少ないと想定されること、昨今の運用実績から投資方針に一貫性が認められることからAvest-Eを国際分散投資の一環として、保有する選択肢は有効ではないでしょうか?
⇒Avest-Eの8月末投資状況へ
⇒Avest-Eの投信方針とは
⇒ありがとうファンド組入れトヨタグループ株式ファンドF情報へ
⇒ありがとうファンド組入れ社会貢献ファンド情報へ
⇒ありがとうファンド2007年8月に過去最高の買付実施

朝日Nvestグローバルバリュー株オープンの投資方針

 ありがとう投信が設定、運用するありがとうファンドは4つのファンドを投資対象としているが、その中で外国株式を運用対象としているのが、「朝日Nvestグローバルバリュー株オープン(愛称:Avest-E)」である。ありがとうファンドにおける投資割合は一貫して2.1~3.6%の間の推移となり(上部斜線部)、ありがとうファンド全体への寄与度は大きくない。
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Avest-Eは外国株式アクティブファンドであるため、まずAvest-Eの投資方針を確認する。
  1. バリュー株投資で評価の高い米ハリス・アソシエイツ社へ運用指図を委託
  2. 真の企業価値に比べ株価が著しく割安な価格に放置されている銘柄を発掘
    • フリーキャッシュフロー創出能力
    • 利益成長の潜在能力
    • 業界における競争力(ブランド力)
    • 経営陣における株式所有状況
  3. 購入ターゲット価格(70%)と売却ターゲット価格(100%)の目処を明示
企業価値からの割安度に着目する典型的なバリュー投資スタイルを採用し、キャッシュフロー、利益成長、企業の事業環境を重視することなど、一般的なバリューアプローチにて投資することが読み取れる。
 Avest-Eの投資方針の最大の特徴は何といっても購入ターゲット価格(企業価値の70%)と売却ターゲット価格(企業価値の100%)の宣言にある。
 株価バリューエーションは相場変動により上にも下にも行き過ぎることが通常であることは皆さんも感覚的に捉えていることであろう。
 Avest-Eは3割割安状態を株式仕入時期に、正当評価段階を株式売却時期としている。言い換えると、相場過熱ステージは仕入玉の利益確定行為も含めて、投資ステージと見なさないと意味であり、極めて安全サイドの投資行動を行う旨を宣言しているのである。投資イメージとしては下図の通りとなるのであろうか?
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 ありがとうファンドが数あるアクティブファンドの中でもAvest-Eを組入れ対象としたのは安全サイドの投資行動を採用にともなう安定性を狙っているのかも知れません。
⇒Avest-E7月末投資状況へ
⇒ありがとうファンド組入れトヨタグループ株式ファンドF情報へ
⇒ありがとうファンド組入れ社会貢献ファンド情報へ
⇒ありがとうファンド2007年8月に過去最高の買付実施

長期投資家に支えられるさわかみファンド

さわかみ投信が運用するさわかみファンドは下落相場において、長期投資家から買い支えがが入るファンドとして有名である。2007年7月以降の下落相場において、さわかみファンドへの購入意欲を口数増加数で実測してみると、以下の結果となった。


なお、さわかみファンド(赤線)の毎月中旬の段違いの口数増加は定期積立購入日であり特異日である。また、ありがとうファンド(黒線)にも定期積立による特異日がさわかみファンドほど鋭利でないが、観察される。
7月下旬以降の下落相場において、さわかみファンドの増加口数が異様なほどに大きい。
これは、下落相場において著しい買いが入っていることを示している。

さわかみファンドの日別増加口数ならびに前日比騰落率
 増加口数(億口)前日比騰落率(%)
2007年8月13日+1.3億口-0.18%
2007年8月14日+1.3億口0.32%
2007年8月15日+1.7億口-1.94%
2007年8月16日+1.5億口-1.98%
2007年8月17日+1.84億口-5.81%
2007年8月20日+4.9億口2.46%
2007年8月21日+3.52億口1.60%

 
最大の下げ幅を記録した8月17日(金)の翌営業日に4.9億口の増加と前週平均の1億口台から大幅な増加を記録している。さわかみファンドの買付日は申込日の翌営業日となるため、実際には8月17日(金)の取引時間中、すなわち日経平均800円下げている最中に通常の3倍近い買付申込があったのである。
 この買付威力こそがさわかみファンドの真髄であり、長期投資家と一体に行動できるすばらしいファンドであることを示している。
 仮に今回の下落で買付する勇気がなかったとしても、他の長期投資家が資金を投入してくれるのだ。また、同時にさわかみファンド運用側も株式を購入している(はず)なのだ。
 そして、季節の移り変わりのようにいつかは冬(下落相場)が終わり春(上昇相場)が訪れたときには、勇気がなかった人にも等しく基準価額上昇の恩恵を受けることができるのだ。なんて素晴らしいことであろうか!
 これこそがありがとうファンドでも組入れ対象ファンドとする条件の一つ、3.熱いサポーターがついていること(継続的な資金流入が見込めること)の真意ではないだろうか。
⇒経済の大きなうねりを捉えるとは?
⇒定期定額買付による影響度は?
⇒さわかみファンド情報へ戻る

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ありがとうファンドの組入れファンド(トヨタグループ株式ファンドF)

ありがとう投信が運用設定するありがとうファンドは”ファンドの宝石箱”と銘打ち、2007年8月現在では4ファンドを組入れている。
さわかみファンドについては別エントリーでも取り上げているため、今回は投資比率第2位のトヨタグループ株式ファンドFに焦点を当ててみたい。
トヨタグループ株式ファンドFの代表的特徴として、以下の2点があげられる。
 1点目として、ファンドの投資対象および投資割合はトヨタ自動車の株式(7203)に約50%、トヨタグループの東証一部上場18社の株式に約50%と規則的に定められており、ファンド運用における判断の余地が乏しいことである。すなわち、日常の運用活動は現金入出金のコントロールおよびリバランスが主体となるであろう。
 2点目としては「F」がついていることである。これは、公募ファンドである「トヨタグループ株式ファンド」と異なり、ありがとうファンドへの組入対象としているのは「トヨタグループ株式ファンドF」(適格機関投資家私募)という異なるベビーファンドであることを意味している。両ファンドは共通の「トヨタグループ株式マザーファンド受益証券」のみを投資対象としているため、投資対象および割合は現金運用部分を除き、差異はない。
 その最大の差異は申込手数料と信託報酬であり、下表の通り「トヨタグループ株式ファンドF」の方がかなり有利である。「トヨタグループ株式ファンド」単体をノーロード購入できる販売会社は現在のところ見あたらない。
ベビーファンド名申込手数料(%)信託報酬(%/年)

トヨタグループ株式ファンドF
0%0.378%
トヨタグループ株式ファンド0.525~1.575%0.7245%
(参考)DCトヨタグループファンド0%0.7245%


一方、トヨタグループ株式ファンドが話題に上るときには次にあげるような批判もよく耳にする。
1)トヨタグループのみを投資対象とするのは分散投資という投資信託の最大の利点を放棄しているのではないか?
2)トヨタ自動車株式に50%投資しているため相関関係が大きい。トヨタ現物株を保有する方が保有コストの観点から有利ではないか?

 投資信託の利点である分散投資効果は相関係数が高いため、失われたわけではないが有効と判断することはできない。
 ありがとうファンドの購入はトヨタグループに集中投資することになる点は間違いない。従って、これを価格変動リスクが増大するとして嫌う場合にはありがとうファンドを投資対象として考えるべきではない。現在のありがとうファンドへ投資することはトヨタ自動車(7203)1銘柄に10%以上投資することと同意である。
 
直近3ヶ月(トヨタグループ株式ファンドとトヨタ自動車(7203))
20070821000429.gif

直近2年
20070821000418.gif


 それでは、ありがとうファンドはなぜトヨタグループ株式ファンドFを組入ているのであろうか?直接の明確なメッセージは発せられていないが、組入れファンドの選定方針が3点宣言されている。
1.運用方針が明確で一貫性があること
2.運用方針に沿った優れた運用成績をあげていること
3.熱いサポーターがついていること(継続的な資金流入が見込めること)
 選定方針を読むと、トヨタグループ株式ファンドFの組入れも納得できるのではないだろうか?トヨタグループ社員による「トヨタグループ株式ファンド」の継続的購入も見込めるだろう。

 さらにいえば「世界有数の企業グループであるトヨタグループの成長にまるごと乗る」というような「投資心」の形成が求められているのではないだろうか?

ありがとう投信

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